アイドルに大切なのは、個性か一体感か!?

――さて、ここから本題というか、ChumTotoお2人が恋汐さんから学ぶ機会ということで、今、悩みや課題に思ってることで、恋汐さんに相談したいことがあったらお願いします。

瀬﨑:はい! バンもん!さんは、さっきから話させていただいているように、それぞれ個性がバラバラで、それなのにステージはまとまりがあるというか、一体感を感じて。ChumTotoで課題に思ってるのが、個性も大事だけどまとまりも大事で、どうやってバランスを取っていけばいいのかなって…。

瀬﨑くるみ 2006年8月16日生まれ。千葉県出身。身長161cm。公式X:@sezaki_kurumi

恋汐:それ、難しまる!!!

――グループ表現の永遠のテーマというか。

恋汐:そう。アイドルちゃんって、基本的にパフォーマンスが揃ってるのがセオリーだと思っていて。だからしおは最初バンもん!に入った頃は、もっとちゃんと揃えたかったの(笑)。バンもん!は、さっき夏渚ちゃんが言ってくれたように、同じ振り付けを渡されても、ジャンプから何から、みんな違うことをしちゃうから(笑)。でもやっていくうちに、バンもん!はこれでいいんだなと思えてきて…。みんな違うことをやってるのに、ちゃんとグルーヴ感が出てるというか、ちゃんとバンもん!な感じがするんですよ。

それは何故かといったら、やっぱメンバーがみんな仲良しだからだと思う。メンバー同士のライバル感が強いグループだと、自分を一番良く見せなきゃって思うだろうし、個人対お客さんってステージングになる気がするんですけど、メンバーを仲間だと思ってるチームは、やっぱりチームプレイというか、この瞬間フロアを盛り上げるぞ! みんなでキラキラするぞ! って気持ちが1つになる瞬間があって、そういう時は、たとえジャンプの仕方がバラバラでも、いいグルーヴ感が出るんです。

――技術とは別の部分で、普段の人間関係がステージングに出ちゃうということですね。

恋汐:出ちゃうと思います。しおは本当にバンもん!に入って価値観が変わったんですけど、みんなめちゃくちゃ平気で間違えるんですよ(笑)。全然違う歌詞歌ったあとに“ごめん間違えちゃった!”とかオンマイクで言っちゃう(笑)! 昔のしおだったら“プロ意識にかけるなのな”とか思ってたと思うんですけど…。アイドルには完璧さとか、振りが揃ってることとかも大事だけど、愛嬌とか仲の良さとか、にじみ出るものも同じくらい大事だということを知って。だから今は、しれっと誤魔化せばいいのにわざわざ“間違っちゃった!”って言っちゃうやかましいメンバーのことを、愛おしく思います!

――揃えることも大事だけど、同じくらいメンバーの関係性も大事だと! ChumTotoさんはどうですか? 仲いいですか??

江本:いいです(笑)! 逆に…。ChumTotoは年齢がみんな近くて、1歳差なんですよ。だからちょっと友達感というか、それは良くないんじゃないかなと思った時期もあったんですけど、今の汐りんさんの話を伺って、やっぱり仲の良さはそのままで良いのかなと思いました!

江本夏渚(えもと なな) 2007年10月26日生まれ。神奈川県出身。身長161㎝。公式X:@emoto_nana

恋汐:いいと思いまる!!