2017年に名古屋ベースの 4人組グループとして活動開始。2020年から21年にかけて大幅なメンバーチェンジ。その後、メンバー全員がシーンのトップレベル揃いというずば抜けた実力と、珠玉のエモ寄り名曲群で、王道系アイドルの代表格として全国レベルで活動。そしてこの6月に再び1人を残して総入れ替えの大幅なメンバーチェンジが…。
名門の名を背負って12月7日にZepp Nagoyaでのワンマンに臨む、現体制メンバー5人に話を聞いた。
ずっとペットボトルを口の前で構えて生活して…
――前の体制から宮代さんが1人だけ残ることになったわけですが、ご本人の気持ち的にはどうだったんでしょうか?
宮代:私はとにかく手羽センの楽曲とライブがすごい好きで。入ってまだ1年だったので、もちろん不安とかもすごくあったんですけど、その時辞めるっていう選択肢は自分の中ではなくて…。今まですごい先輩方と一緒にやらせて頂いたので、何か自分が引き継げるものというか、繋いでいけるものがあるはずだと思ったので、1人でも残ろうと思いました。
――前の体制のパフォーマンスが凄かったので、プレッシャーに感じる部分はありませんでしたか?
宮代:それはもちろんあったんですけど、自分が想像してたよりファンの方々がすごくあったかくって…。“残る選択をしてくれてありがとう”って、すごいたくさんの方が言ってくれて、“柚花ちゃんが残るならこれからも手羽センに通うよ”って言ってくれる方もいて、心強かったです!
――新メンの4人の方々には、自分が加入する前の手羽先センセーションの印象を聞けたらと思うんですが、まず雛汰さんどうでしょう?
雛汰:私はそもそもアイドルを好きになったキッカケが手羽先センセーションだったんですよ。5年前くらいにYouTubeで見つけて、楽曲がすご良くて、パフォーマンスもめちゃめちゃカッコ良くって、全部が自分の好みにドストライクだった! でも好きだからこそ自分が入るのは想像できなくて、いろんなオーディションを受けてたんですけど、今回手羽センの募集を知って、本当にこれで最後にしようと思って受けました。合格の連絡を頂いた時は信じられなくて、10分くらいスマホの同じ画面を見続けてました(笑)。
工藤:私は3年前にアイドルを始めたんですけど、その時同じ事務所の先輩として手羽先センセーションがいて、だから前の体制はずっと見てて、パフォーマンスは圧巻だし、曲もいいし、事務所で1番のグループで、本当に憧れだったんですよ。その手羽センのオーディションがあるって聞いて、チャンスかもしれないと思って受けさせてもらいました。
――松山さんは前のグループの時にけっこう共演してますよね。
松山:そうですね。2023年にスリーマンライブをさせてもらったこともあります。前のグループはファンの人たちと一緒にワチャワチャ盛り上がるタイプのグループで、それはそれですごい楽しかったんですけど、手羽センは歌でファンの方に気持ちを届ける感じで、憧れがありましたね。ちょうど卒業したタイミングで、手羽センのオーディションがあることを知って、落ちるだろうなと思いつつ受けました(笑)。
夏姫:私も、みんなとけっこう被っちゃうんですけど、もともとアイドルを目指すキッカケはアニメだったんですけど、3次元で最初にハマったアイドルが手羽センだったんですよ。家のリビングでYouTube見ながら1人で振りコピしてました(笑)。それでちょうどグループを辞めてる時期にオーディションの情報が流れてきて、これが最後の挑戦だ! って気持ちで受けさせてもらいました。
――6月に現体制のライブが始まったわけですけど、前の体制と比べられたりすることはありました?
宮代:前とは違うんだけど、意外とプラスに評価してくれる方が多かったんですよ。全力で熱いところは変わらないんだけど、前の体制はみんな身長高くてスラっとしてて大人っぽい印象。今の体制は元気でフレッシュで、別物だけど、こっちの手羽センもいいねって言ってもらえた感じです。
――新体制始動の前後は、準備とかでやはり大変でしたか?
松山:お披露目までスケジュールがカツカツで、振り入れはけっこう大変でしたね。手羽センって歌の印象が強いかもしれないんですけど、ダンスも難しい曲が多くて。お披露目の後もどんどんできる曲を増やさないといけなかったので、その時期は大変でした!
――雛汰さんはそれまでダンスも歌も全くの未経験だったんですか?
雛汰:そうです!
――それでいきなり手羽センってハードル高過ぎですよね。
雛汰:高いです!! 未経験という以前にダンスが苦手で! 家で振りを覚えてからレッスンでみんなと合わせるんですけど、フォーメーションを意識すると振りを忘れてしまう! 帰り道に1人でよく泣いてたし、たまにレッスン中にも泣いちゃって…。でもメンバーみんなが優しく教えてくれたから、何とかデビューできた感じです。デビューした後も最後まで苦労したのがマイクの持ち方! 踊ってるとブレてしまって歌ってるのに声が入らなかったりするんですよ。本当に直さなきゃと思って、家でもペットボトルを左手に持って、ずっと口の前に構えて生活してました。
――そんな話初めて聞いた(驚)!!! 修行じゃないですか!!
雛汰:それで1ヶ月くらいでやっと安定した感じです。
――偉すぎですね…。他の方は経験者だから、そこまでの苦労はなかったと思いますが…。
工藤:でも、私声が低いんですけど、手羽センの曲ってめっちゃ音域が広いんですよ。うわ、この高さ出るかなってところがけっこうあって。歌の面では苦労しました。
夏姫:表現する難しさっていうか…。歌詞にいろんな感情が込められてるし、歌い方や踊り方も、本当にしっかり考えて追求していかないといいパフォーマンスにならないんですよ。すごいやり甲斐もあるけど、苦労してる部分でもあります。


Newsクランチ編集部






