グッとくるデザインとは?
高野:作品をいろいろ拝見させていただいているとメカニカルなものがお好きなのかなぁとにグッとくる。そうですね。
SRIMIN:工業デザインを学んでいたからかその影響がすごいあって。工業的で合理的なものと、こういうちょっと遊びの雑貨みたいのを掛け合わせたものが大好きなんですよ。
高野:なるほど。じゃあ逆に、葉っぱとかお花とかいうよりかは、もう人工的に作られているものの美しさみたいなほうに惹かれる……。
SRIMIN:そうですね。もちろん自然物は自然物ですごい好きなんですけど、自分が立ち寄れない領域というか。そっちの才能もあんまりなかったなと思って。工業的なほうが自分は向いているんだなっていうのを、活動を通してもそうだし、デザインのキャリアとしてもそうだし、そういうところで感じる部分があって。
高野:面白いですね。そう感じられるようになったのは大人になってからですか? 小さい時もそういう節はあったんですか?
SRIMIN:そうですね。父親がプロダクトデザイナーで、母親もちょっと絵を描くようなタイプの人間だったので、結構その素地が小さい頃からあって、家で絵描いたりとかアイディアを出したりとか、そういうので鍛えられたっていうのがあるんですよ。父親がデザインに対して厳しすぎて。子供の頃はかなりウザかったですけどね(笑)。そういう影響もありつつ、自分でも好きでやっているっていう感じでね。
高野:面白いですね(笑)。一番大変な作業はどんな部分ですか?
SRIMIN:やっぱりアイディア出しです。次に何を作るのっていうところが結構大変で。楽しい作業でもあるんですけど、作っているからにはいろんな人に見てもらいたいし、そこそこウケ(?)も狙っていきたいけど、自分の作りたいものを作りたいみたいな、その辺のバランスの今後が結構難しいというか。
高野:流行りとかは意識したりしますか。今、世の中でこういうのが流行っているから、自分も取り入れようとか。
SRIMIN:意識はします。ただ、結構逆張りの頭があるんで、こんなの流行っているんだったら、もっといいものができちゃうよみたいな、 そういう精神が常にあって。活動を始めたのも、元々その会社じゃできないようなデザインをやりたいっていうところからだったんで、結構反骨精神というか、そういうところがあって。自分だったらこう解釈するかなみたいな。それがハマる時もあるし外れる時もあるし……、その塩梅の掛け合いが結構難しいですね。
高野:長年作られていらして、もうこれは勝ち筋だみたいなもの、これやっとけば売れるというようなものはないんですかね。
SRIMIN:そうですね。あんまりそういう部分って実はなくて。ただなんとなくわかっているのは、自分も触れてきたけど、何か懐かしい、みんなが触れてきたものってあるじゃないですか。だからそういうところをうまく呼び起こしてあげるといいのかなっていうふうに思っています。
次回の『お訪ねアトリエ』は、2026年3月6日(金)更新予定です。お楽しみに!!
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高野洸