「バニーガールがラーメン作ってくれるお店って好きですか?」このポストで一躍バズったコスプレイヤーのミンミコ。

「実家が差し押さえ」「バニーガール姿で湯切り」など話題に事欠かない彼女の、これまでとこれからに迫りました。

バニー姿での湯切りは「これはバズると思った」

――ミンミコさんといえば、直近ではバニー姿でラーメンを湯切りする動画がバズっていました。

ミンミコ:ありがとうございます! これはバズると思ったんですよね、だからスタッフの方にすぐ動画を回してもらって。目論見通り、話題になって良かったです。

――ただ、そもそもバニーガールで湯切りをしているこのミンミコって人はなんなんだ、という人も多いと思うので、今日はミンミコさんがいったいどういう人物なのか、というのを伺いたいのですが。

ミンミコ:はい! 自分でもちょっと事件や出来事が多すぎる人生だと思うので、かいつまんでお話させていただければと思います。

――まず、生まれは関西ですよね? 幼少期はどんなお子さんでしたか?

ミンミコ:ずっとテレビゲームをしているか、漫画を読んでいた子供でした。両親が漫画とかゲームが好きで、家にある環境だったんです。だから親に「遊んで」って言ったら、ゲームか漫画を渡される。両親ともにインドアだったので、公園に連れて行ってもどう遊んであげたら良いか分からなかったみたいなんですよね。だからとりあえず、自分が楽しいと思うものを渡しておけば、子供も楽しんでくれるだろうと思ってたんだと思います。

――でも、それが今のミンミコさんのパーソナルな部分を作り上げたと言っても過言ではないですよね。

ミンミコ:そうですね。両親をかばうわけじゃなくて、決してネグレクトとかではなくて、自分が楽しいから娘も楽しいだろうという気持ちの行動だったんだと思ってます。

――プロフィールやSNSではドラゴンクエストシリーズへの愛をお話されていますが、そこが原点だったんですか?

ミンミコ:そうですね、ドラゴンクエストが一番好きなゲームです。コスプレもドラゴンクエストをメインに製作、着用しています。中でも、6の『幻の大地』が一番好きです! 人間が魔物になれたり、魔物が人間になれたり。ゲント族やぶちスライムの設定も感銘を受けたのを覚えています。初めて遊んだのが幼稚園か小学生くらいだったのですが、あの感覚は忘れられないです。今でも毎年1回以上は遊んでます。どのナンバリングも大好きポイントあるので語りきれません!

――愛が爆発していますね。ほかにも子供の頃から好きなゲームはありますか?

ミンミコ:『半熟英雄』というゲームがあって、それにも凄く影響を受けています。

――おお! 名作ですけど、なかなか渋いゲーム! 戦略系シミュレーションゲームですよね。

ミンミコ:はい、あのゲームの戦略性やランダム性、例えば、農民が「今月は豊作です!」とか「今月は凶作でした…」とか報告してくれて、「うわー! 凶作か! リセット! リセット!」って騒ぐ、みたいなところ。あとは散りばめられたギャグにも影響を受けました。

今のゲームにはそういう要素が少ないんですよね。最近のゲームは、基本国内だけじゃなく、国外向けにも展開できるように作られているから、いわゆるオヤジギャグとかダジャレみたいな「遊び」がないんじゃないかと思ってて。

――なるほど、たしかに『半熟英雄』は戦略性のあるシミュレーションゲームでありながら、コミカルな世界観でしたよね。

ミンミコ:そうなんです。『ライブ・ア・ライブ』というゲーム、これも名作なんですけど、時田貴司さんという『半熟英雄』と同じスタッフさんが携わっていて。『ライブ・ア・ライブ』は2022年にリメイクされたんですけど、『半熟英雄』も今の時代でリメイクしてほしいな、でもあの当時のギャグとかパロディをそのままリメイクするのは難しいのかな、とか考えたりします。

――なんかそういう「遊び」や「コミカル」な部分は、ミンミコさんの中にあるものという感じがします。

ミンミコ:そうですね。ほかにも『パロディウスだ!』とか『ずんずん教の野望』とか、そういうゲームで情操教育を育んだような気がしています。なんかやっぱり、どこかでクスッと笑えたら良いなって思ってるんです。

ある日突然、実家が差し押さえられてしまった

――様々なインタビューでも、壮絶な幼少期から青年期を過ごされている事をお話されてますが…。

ミンミコ:そうなんですよね、どこから話したら良いかわからないくらいで(笑)。

――じゃあお話できる所で、そもそも、こうやって表に出る仕事をやろうと思ったきっかけってなんだったんですか?

ミンミコ:コロナ禍が大きいですね。ちょうど私が大学生の頃で、その頃、凄く金銭的に困っていて、バイト先も潰れてしまった時に、どうしよう…と思って、配信のアプリをはじめたのがきっかけです。

――なるほど、昔から表に出る仕事をしたかったのですか?

ミンミコ:いえ、それで言うと今でも表に出る仕事がしっくり来ているかというと、そうではなく…(笑)。最初は、お金が稼げるし、楽しいし良いな、くらいの感覚でした。実際、その配信をやったおかげで、大学も卒業することができたので、その成功体験がずっと続いていて、今、という感じです。

――その頃、就きたい職業などはあったんですか?

ミンミコ:そうですね、でも、ちょうどコロナ禍だったからか、就きたい職業に新卒の枠がなくて、友達も採用取り消しになったりして、そういう状況で、第一志望じゃない所に就職して、働いたけどやっぱり思った感じじゃなくて、辞めてまた転職して、という想像をしたら、とりあえず今、人並みに食べれているなら、このまま行ける所までこの活動で頑張ってみようと思ったんです。

――なるほど。

ミンミコ:しかも、配信のランキングで1位になったら、雑誌に掲載されるみたいな特典があったりするんですけど、そこで関わった会社の方から新たにお仕事もらったりして、あれ、これを続けていくのも立派な仕事なんじゃないか、と思って。

――たしかに、請われる事がすなわち仕事につながりますもんね。

ミンミコ:そうなんです。まあ、これでやってみて、ダメだったら自分はまだ新卒のカードが切れるしな、という目論見もありました。あとはこれも色々な所で話しているんですけど、差し押さえが来たのが大きいですね。

――差し押さえ!

ミンミコ:ある日突然、実家が差し押さえられてしまったんです。父には通告が来ていたみたいなんですけど、それをずっと無視していたみたいで、正直、就活しているような状況でもなくなってしまったんですね。そのまま私は母と、母の実家に行ったんですけど、そこが大阪でも結構田舎の方で、しかも駅から2~30分歩くんです。大阪の都心部に出るのも往復1時間くらいかかるような状況で、結構大変で。かと言って、就職した手取りを計算したら、一人暮らしも現実的じゃない。そんな中で就職が遠いものになって、じゃあ東京出て活動しよう、と思った感じです。

――なるほど、自分の中で意味があって、今の仕事を選んだという感じなんですね。ちなみに、今はコスプレイヤーや、イベントなどを中心に活動されているミンミコさんなんですが、グラビアの仕事のやりがいを教えてもらえますか?

ミンミコ:私も活動をしていて考えが変わった部分があるんです。好きなキャラのえっちな写真集とか、作品から乖離してたりすると見たくないなと思うものもあるんです。それに最近もこの手の話題で炎上したりもありますし。

もちろんほとんどの写真集が原作へのリスペクトを持って作られてるとは思うのですが、誰かを不快にしてる可能性もあるのに、その誰かに作者さんも含まれてるのに同人コスプレでお金を稼ぐのは自分的にやりたくないなと考えるようになりました。