ギャルよりもおっさんが選ばれる謎
第3位は「スマイル100個」
マクドナルドには、「スマイル」というメニューがあるのをご存じでしょうか。価格は0円で、まぁ店側の心意気のようなものでしょうが、私が配達員を始めた2017年頃はマクドナルドで注文する際にスマイルを注文する方が多かったものです。
そして、注文されたお客様に商品を届けると「あれ? スマイルはないの??」と、面倒な絡み方をする方がたびたびいらっしゃいました。言われるたびに「私たち配達員の仕事は、お店から商品を運ぶこと。スマイルの有無については、お店に確認してください」と事務的に返していました。
すると、ある日から一部のマクドナルドではスマイルの注文があるたび、紙袋にスマイルマークを書くようになったのです。それがエスカレートしたのがこの「スマイル100個」。渡された紙袋は、スマイルマークで真っ黒でした。写真を撮っていないのが悔やまれますが、店員さんも意地になっていたのでしょうね(笑)。
第2位は、女性のお客様から入る「スムージーとヨーグルト」
ローソンから配達した商品なのですが、注文を受け取り、自転車でえっちらおっちらと3キロぐらい走って、お届け先のマンションの1階でローソンを見つけたときの「え!?」感は忘れられません。
先ほど説明した通り、ローソンにはウーバーイーツのサービスを行なっている店とそうでない店があります。この1階の店はサービスを行っていなかったため、注文したと思うのですが……1階に行くのも面倒だったのでしょうか? それとも、すっぴんで絶対に外に出たくないというポリシーがあるのでしょうか。謎の残る注文でした。
念の為、配達先の1階のローソンで確認したところ、注文者がオーダーしたスムージーとヨーグルトを見つけたことは言うまでもありません。私は一体なにをやっているのでしょうか?
そして第1位、一番凄かったのが「フーターズ」からのご注文!
このお店の一番の売りは、フーターズガールと呼ばれるバッツンバッツンのコスチュームを着た陽気な女性が、フライドチキンやポテトなどアメリカンな食べ物を運ぶというサービスなんです。
「ミス・フーターズコンテスト」というイベントを定期的に行うなど、ここは料理を運ぶ女性たちにスポットが当てているお店。個人的には目の保養のために行くお店だと思っています。そんなお店の食べ物をウーバーイーツで注文するってどんな気持ちなのでしょうか?
20代のピチピチのギャルの代わりに、40代半ばの中年男性が料理を運んでもおいしくいただけるのでしょうか?
実はこれまでに5回ほど、このお店の料理を運んだことがあるのですが、すごく謎なオーダーです。まぁ、配達員にとっては、料理ができるまでの間、フーターズガールを見放題なのでありがたい注文なのですが(笑)。
現段階では、こんな感じのベスト5ですが、もっと変わった注文が来るかもしれません。そんなことを期待しながら、毎日配達を続けております。