「パッキーカード」の存在を知っていますか⁉

打つ機種は決まっています。

現金機。

そして、羽根モノ、と呼ばれる台がいいらしい。

当時の僕は、何度も言うようですが学生です。1万円は大金です。ですが、CR機やデジパチとなると、爆発力の半面どうしても大当りしづらい(らしい)。極力少ないお金で、遊んだなという気にさせてくれるような台がいい、というわけで「羽根モノは初心者向け」みたいなのを、前回の記事の通り、当時のインターネットの個人ホームページで学んだんですよね。

いまや「現金機」と呼ばれる台は、絶滅してしまいましたけどね。パチンコの歴史における現金機とCR機の違いや、現金機の衰退とCR機の普及という話はここでは割愛しますが、当然ながら爆発力や射幸性(しゃこうせい)という意味では、CR機に軍配が上がります。

また最近はカードにお金を「入金」して、未使用だった分については退店する前に精算をする、というスタイルがスタンダードですが、当時のCR機は「自動販売機で、パチンコが打てるプリペイドカード(パッキーカード)を購入する」というシステムでした。カードの金額は3000円~5000円が主流。しかもカードに残った分の精算もできません。

▲こちらが「パッキーカード」。見たことありますか?

1万円しかないのに、3000円とか5000円のカードをパチンコで使いきる前提で、一気に買うなんてね。ひいっ、怖いっ。とても手を出せるシロモノとは思えませんでした。

※余談ですが、今は「3000円をパチンコに」ということには「ごく当たり前の日常」になってしまいました。さらに余談ですが、3000円のうな重とかはオーダーするのを躊躇します。

それに対して「現金機は(とりあえず)100円から遊技ができる(らしい)」。

これが魅力的でした。

しかも、なおさら羽根モノというのは、当たりやすいらしい。

なおかつ、玉がVって書いてあるところに入れば当たり、となっていて玉の動きに一喜一憂できる。

何より、大当りする瞬間が目に見えるのがいいと。

そういったことが、当時のサイトに記載されていました。もしかしたら、そのHPを作った人は、羽根モノ好きな人だったのかもしれないですね。