父親との連れ打ちで初めてのCR機を体感！

学生時代にパチンコデビューし、独学でパチンコ屋に行って色々と経験を積んだ僕。どうなるかというと、そのうち親にバレます。

バレます、というか、自分からバラしたような気もする。「パチンコ行ってきた」って、自分で言っちゃった気もするんだよね。普通の親、だったらどうなってたんだろうな。「そんなことやってねぇで真面目に勉強しろ！！」って怒られて、そこで僕のパチンコ人生は閉店ガラガラ、だったのかもしれません。

ですが、うちの親はもともと「やることさえやってたら、他は何してようが、口出ししない」というような教育方針だったこともありますし、父親に至ってはそもそも、パチンコを打つ人でした。今考えると、とてもありがたい話だと思います。

そんな中、いつの日だったか、親父がね。

「そんなら、一緒に行くか」

って言ってくれたことがあるんですよ。

親父とパチンコに行ったのは、生涯でも、たぶん数回程度ですが、すごく印象に残っています。車の助手席に乗せてもらって、近所のホールへ向かいました。行った店は僕が初めての大当りを経験した、あのホールでした。親父のホームグラウンドだったんでしょうね。となると次は軍資金の心配……なのですが、そこはなんというか、父親の甲斐性とでもいいましょうか。さすがに打つ分に関しては出してくれるようです。ひと安心。

「おう、これ打ってみぃや」

と言われた台は『CRフィーバークィーンJX』(SANKYO)でした。

『フィーバークィーンII』と言えば、言わずと知れた保留連タイプの現金機の名機ですが、こちらはそのシリーズ続編です。この『CRフィーバークィーンJX』は、当時のCR機の規定でできる最大の出玉スペック(1/359・1/2確変・5回リミッタタイプ)を保持していました(余談ですが『フィーバークィーンII』の後継機として出されているにも関わらず、シンプルさを捨てたさまざまなドラムアクションによるスーパーリーチを搭載していたり、規制の都合で５連までしかしないつくりになっていたり、なんせまだ『フィーバークィーンII』が現役だったこともあって、当時は“〇ソクィーン”て呼ばれたとか、呼ばれていないとか)。

〇CRフィーバークィーンJXのプレー動画［bakuchikuさんのYouTubeより］

僕はデビュー戦から「羽根モノ」ばかりを打ってきました。それはひとえに「低投資でも当たりが見たかったから」です。CR機やデジパチ、というタイプの台は避けてきました。避けてきたというか、もちろん「打ってみたさ」はあったんですが、時期尚早。当然、軍資金的な心配も出てしまいます。

さて、この『CRフィーバークィーンJX』は、CR機の確変デジパチです。当時の内規のMAXタイプです。そうです、ついにヨースケ、CRデジパチデビューです。