6月19日(金)から『ルミネtheよしもと』で再開された有人公演。その記念すべき最初の舞台で爆笑漫才を披露したのがトータルテンボスです。そこで大村朋宏さんと藤田憲右さんのおふたりに、 今週はコロナ禍の中ではスタートした『ぬきさしならナイト!Season2』(ニッポン放送)の笑いどころ。そして「withコロナ」の生き方について語っていただきました!

※今回の取材は『Zoom』にて行いました

お笑いを愛する気持ちに局と局の垣根はない(大村)

新保 ちょっと劇場のお話から変わって、ポッドキャストについて伺っていきたいなと思います。私、もともとニッポン放送で2018年までアナウンサーをやっていました。そこで気になるのが、ニッポン放送で始まったポッドキャスト 『トータルテンボスのぬきさしならナイト!Season2』 ことです!

藤田 ありがとうございます。環境的には大きく変わったんですけどね。

新保 もともとはTBCラジオ(東北放送)さんで10年以上も放送されていて。そちらは今年の3月23日に終了しましたが、5月18日からTBCさん協力のもとでSeason2がすぐに始まりました。

藤田 コロナ禍がちょっと落ち着いて、徐々に収束に向かっていく中で、最初の仕事があれだったんですよ。つまり『ぬきさしSeason2』の再開第1弾がボクらの仕事の再開第1弾で、その印象がすごい強くて。今までの『ぬきさし』は仙台に通ってやってたんですけど、時間的には日帰りもできるし、家から通えるっていうのも新鮮な感じなんですけど、それ以上に今はまだコロナ禍のイメージのほうが強いですね。本当にしっかり始まってない感じみたいな。もちろん内容も大幅にリニューアルしたし、実際は始まってるんですけどね。

新保 やはり今までとは違う状況の中でスタートしているから、ちょっと不思議な感覚っていうことでしょうか。

藤田 そうですね、不思議な感覚が大きいですね。

大村 でもやっぱりすごいことですよね。TBCさんでやっていただいていた番組が、ニッポン放送さんに移って。きっかけは、ニッポン放送の方(かた)が番組が終了することを聞きつけて「僕たちのほうで、できたら何かしたいって思っています」というメールを番組に送ってくれたことなんです。それをTBCのディレクターさんが「こんなメールが来てましたよ」って僕に教えてくれるのも面白いし、いい人ですよね。こういうケースは社交辞令でたまにあるんですけど、僕らのマネジャーにも伝えてアクセスしてみたら、とんとん拍子にニッポン放送さんでの放送が決まって。垣根を越えてもう……なんだろう、お笑いを愛する者たちが番組をつくれば、局と局の垣根なんていらない時代なのかなって感じましたよね

新保 そんな素晴らしい人と人のつながりがあってSeason2が実現したんですね!

大村 この間も文化放送さんで、とあるラジオ番組のゲストに出させてもらったときも、その話題にも触れてくれて「うわ、すごいな!」と思って。だから「もしニッポン放送で終わったら文化放送さんでお願いしますね」っていう、確約はそのときもらってきたんですけども。

新保 早い(笑)。せっかくいい話だったのに!

藤田 でも、これは本当にすごいことですよね。だってジングル〔※コーナーの合間などに挿入される短い音楽のこと〕とかも、そのまま使えてますから!

大村 放送中のニッポン放送さんに、カドヤンっていうTBCさんのディレクターからメールが来たりして。枠に捉われない、画期的なことをやってるなと思いますけどね。

藤田 車で例えたら、トヨタの販売店でGT-Rを売るようなものですよ。それを三菱がCMするみたいな。

大村 まあまあ、言ったらそうよ。

新保 私も携わってはいましたけど、ラジオにはそういう魅力があるかもしれないですよね。『ぬきさしならナイト』のように、局を超えたつながりをトータルテンボスさんからも伺うと、あらためてそれを再認識できました。

藤田 そうですね。いい意味で敷居は低いんでしょうし。

大村 あと前回話しましたけど、劇場ってお客さまあっての劇場だし「お客さまが大切だ」っていつも言ってるから、ちょっと矛盾しちゃうところもあるんですけど、ラジオって、観客は近くにはいないわけですよね。そこがひとつの良さというか、劇場だとお客さんの反応を気にしすぎるし、お客さんの反応が第一というか、やっぱりお金払ってきてくれてる以上、笑わせてなかったら僕たちの責任だしっていうのがどっかにある。つまり、常にお客さまに笑っていただくことが優先になるんですが、ラジオはやっぱりそういうのは関係なくというか、本当に2人が話したいことを話せてるっていうのがものすごい好きで

藤田 あとちょっと“しゃれ”が利いてる感じあるよね、ラジオのほうが。

大村 いっとき、ラジオだけで4本ぐらいレギュラーあって。どれも向かい合って(藤田と)話すんですけど「こいつ、なんでアフロにしてるんだろう」って思ってたくらい、ラジオばっかりやってましたね。「意味ねえだろ、このアフロ!」って思いながら。

藤田 まあね。ラジオでは見えないからね。

大村 それぐらいラジオが好きだったっていうか、いっぱいやってた時代もあったんですよね。

新保 ラジオとポッドキャストの違いってありますか?