多目的トイレというフレーズが何度も出てきた(藤田)

大村 強いて言うなら、生ではないからありがたいというか。やっぱり僕たち、ちょっと口を滑らせちゃうこともあるから

藤田 だいぶあるけどね(笑)。もうすでに「多目的トイレ」っていう単語が何回も出てきているので

新保 それは危ない(笑)。でもポッドキャストになっても、これまでのリスナーさんも引き続き聴いてくださって、すごく温かいなっていう感じが番組からも伝わってきます。

大村 そうですね。やっぱりツアーでも、ラジオのお客さんもけっこう多いですからね。

藤田 いつもの“あいつら”って感じですけどね。もうあいつらですよ。

大村 あいつらはあいつらで俺たちのラジオ好きなくせに、その周りのコミュニティーでは胸を張ってないんですよね、あいつらは。俺たちのラジオを聴いてるっていうのを、ちょっと隠してたりするんですよね。その辺が奥ゆかしいというかね。

新保 奥ゆかしいですね(笑)。私はラジオ局に勤務していたのに子どもと一緒にいると、どうしても忙しくしてしまってラジオを聴く機会が減ってきたんですね。でも、おふたりの番組をポッドキャストで聴かせてもらって、もちろんおふたりのトークが楽しいっていうのもあるんですけど「ラジオっていいな」っていうのをすごく実感したというか、ずっと聴きたいなっていう気持ちに久しぶりになりました。

▲元ニッポン放送のアナウンサーである新保さんも2人の話に興味津々

藤田 うちの嫁なんかは皿洗いをしながら聴いたりしてて。ポッドキャストはいつでも聴ける利点っていうのが大きいなって。でも困ることもあって、うちには中2の娘がいるんですけど、娘が目の前でご飯食べながら聴いてると「あ、これちょっとやばいところにいきそうだな」って大村がダイレクトに下ネタを言いそうなとき、なんとなく嫁が聴いててもわかるらしいんですよ。

新保 もう流れが読めちゃうぐらい聴いていらっしゃるんですね(笑)。

藤田 この先こうなるなっていう。「これ、娘がいるからやばい」っつって止めるっていうね(笑)。

大村 本当に藤田の嫁、聴いてくれてるよね。

藤田 毎回聴いてるよ。

新保 それってTBCラジオさんの時代からですか?

藤田 ラジオ時代からです。ラジオ時代からのポッドキャストということで、今も楽しみにしてるらしいんですよ。

大村 だから生放送じゃ無理だったんですけど、僕が話した話で、なんか藤田に都合の悪いところは何回かカットされてましたもん。やっぱり嫁が聴いてるから仕方がないですよね。「やめろよ、これ嫁が聴いてるんだから!」って言われたら、もう何もしゃべれないっていうね。

藤田 なんでも話してるじゃねえか!

新保 たしかに(笑)。いや、でも本当に面白いですし、ポッドキャストの人気が上位なんですよね。

藤田 ありがたいことに。

新保 ぜひ皆さんにも聴いてほしいなと思っています。ちょっと話は変わるんですけど、私、ニッポン放送の『ショウアップナイター』〔※野球中継〕を担当していた時期があって、そのときにアフロモンキーズさんの草野球の試合を、ニッポン放送のアナウンサーが実況したことがあって。

藤田 やりました、やりました! けっこう昔ですよね。西武ドームでしたっけ? あ、球場かな。

大村 やりました、やりましたねぇ。それは新保さんが来てたんですか。

新保 はい。私、そのときに実況こそしていないんですけど、実況するアナウンサーにくっついて、その場に行かせてもらっていたんです。すごく野球が好きで。せっかくの機会なので、シーズンが始まった野球のお話も今日は伺いたいなと思います。千葉ロッテマリーンズは非常に好調ですね〔※この取材は6月末に行われました〕

藤田 いや、もう8連勝ですよね!

大村 開幕戦に負けたあとに8連勝でしょ。

藤田 逆転勝ちの連続で。3連戦・3連戦じゃなくて、今シーズンは同一カード6連戦が軸なんで。流れつかんじゃうと、こっちのもんですよね。やっぱり6連戦になると、こういうことになるんだっていう。

新保 大村さんは巨人ファンなんですか?

大村 そうですね。パ・リーグでは藤田の影響でロッテを応援させてもらってますけども。今、巨人も調子いいですからね。

藤田 岡本(和真)がいい、やっぱりね。すごい勝負強い。

大村 岡本がいいし、(新外国人投手の)サンチェスが意外に良かったんでね。

新保 ……私はヤクルトファンなんですが、巨人は強いですね。改めていかがですか。コロナの影響で開幕は遅れましたが、大好きな野球が始まって。

藤田 めちゃくちゃうれしいですよ。だから、試合のスケジュール見てたら「行けるな、観に行こうかな」なんて思っちゃう。でも「そうか、無観客か」みたいな。だから、早く観に行けるようになってほしいなっていう思いですね、やっぱり。

大村 でも面白いよな、エアータッチとか。

新保 喜びのエアータッチ! そうですね、ならではというか、新鮮ですよね。

藤田 あと音がものすごい。やっぱり打った瞬間! 打球音がすごい聞こえるし、気持ちいい。

大村 あれだって無観客じゃないと、わからないことだもんね。あと捕球の音とかもね。

藤田 あと選手たちが、いっぱい声出してるっていうのも、やっぱり観客がいるとわかんないじゃないですか。だけどすごく声出してるんだなっていう。

大村 あれは、本来もあれだけ出してるの? それとも静かだからちょっと出しとくか、みたいな感じなの?

藤田 いやいや、本来はああだと思うよ、かき消されてるだけで。習慣付いてるからああいうふうに出てるんで。この間も『ABEMA』で多村仁志さんと一緒だったんですけど、みんな、あんなふうによく声を出してるし、ベンチ同士でやり合ったりするらしいんですよ。本当にケンカみたいにもなるときもあるし、あともう、ボケ合戦みたいな。

新保 そんな新たな見どころもありますけど、やっぱりスポーツをやってる子たちって、自粛自粛で大会とかもなくなってしまったり、目標も失ってしまったりというのもあると思うんですね。おふたりはポッドキャストでもスポーツの魅力をお話しされてましたけど、今日は子どもたちにもメッセージを送っていただきたいなって考えていまして。