ヨースケが考える「良台」「クソ台」を決める4箇条
先週の続きです。「良台」って結局どういうことなんだろう、ということを今週も考えてみたいと思います。
〇【番外編】良台とかクソ台ってどう決まる? PART1
今回は、僕が個人的に思う「良台」の条件、というか「良台に共通するところって、こうだよね」みたいなものを列挙してみようと思います。あくまで個人的な意見なので、こういう意見もあるんだな、程度に見て貰えれば幸いです。
1.演出バランスは、ほんの少し「裏切って」ほしい
演出バランスの調整は遊技機において、永遠のテーマだと思っています。当たり前ですが「演出の頻度」と「信頼度」は、絶対に反比例します。激熱リーチを毎回転掛けることは不可能なんです。
僕個人は、演出頻度は少なめのほうが好みではあります。ですが「メーカーさんが『この台は、こういうタイプです!』という意図を持って作った演出頻度なら、まあ別にいい」とも思います。
たとえば、シンプルめの設計にして、演出頻度を抑えて「熱い瞬間を本当に熱い形にしました」ていうのもアリだと思うし、ガチャガチャ騒がしい中で、いろいろ複合しないと当たらないみたいな台にして「チャンスアップを楽しんでください」というのもアリだと思うのです。そこは「良し悪し」というよりは「好き嫌い」だと思います。
そのように、いろんな演出バランスの台があるとは思うのですが、僕はパチンコのリーチの流れは『プレイヤーの予想を半分は当てて、半分は裏切ってほしい』って思うんですよね。半分は言い過ぎかな。1/10くらいでいい。
超分かりやすく言うと『海物語シリーズ』(SANYO)です。魚群はそこそこ当たる。ノーマルリーチは当たらない。これはプレイヤーの予想どおりですよね。
でも海物語って、ノーマルビタでも当たりますよね。期待はできないけど、それを食らうと「ぬおっ」ってなるじゃないですか。そういう、ケツが浮いたりするルートも残しておいてほしい……とでもいうのかな。
1回変なルートで当たると、次からもそういう(普段はつまらないリーチ)でも、それなりに期待して打っちゃうじゃん。僕はこういった、いわゆる“ケツが浮くようのパターンの大当り”(弱ロングリーチからの当たりや、外れたあとの救済チャンスパターンなど)は『大当り濃厚演出』を出す頻度を下げておいてほしいと思います。
「ロングリーチで当たる時は、変動開始時にプレミアムが出てる時くらいしか当たらんよ!」ってなると、普段のロングリーチを見てる時間が無駄になるじゃないですか。「死んでる時間を過ごすことなく、一応しれっと当たることもある」ってしておいてもらえるだけで「当たりもしない弱リーチを、延々見せられているという負のイメージ」って、落とせると思うんですよね。
『ミリオンゴッド』シリーズ(ユニバーサル)の、AT中の「???」ナビからGOD揃いとかもそうだよね。一回、それを経験すると、普段はめちゃめちゃ弱い演出とかでも、次から期待して楽しく打てるようになるんですよ。演出バランスというか「大当りの占有率のバランス」の話な気もしますね。
〇ミリオンゴッドライジングのGODラッシュはヤバ過ぎる