卒論のテーマ「医療分野へのソフトウェア工学の応用」

学生時代にパチンコの面白さに気が付いてしまった僕ですが、学業はというと。ちゃんと留年もせずに、5年間ジャストで、卒業しました。えらい!

全体的な成績は相変わらず低空飛行でしたけど、第6回・第7回で書いたとおり「パソコンを使ってプログラムを組む」ということは、パチンコを打ちながらでもずっと続けていました。続けていたというか、パチンコが打てなくなる(=お金がなくなる)と、時間を持て余すので(笑)、今度はそっちをやって……みたいな生活だったのかな。

「パチンコばっか打ってる」みたいな話は、幸か不幸か、高専の教授の耳には入っていなかったのだとは思います。特定の授業の成績こそ単位不足で追試受けたこともありましたけど、学園祭の時の展示とかで、プログラムコーディングが得意っていうのは何となくわかってもらえていた気もします。

高専は大学と同様に、卒業するにあたって「卒業研究」をしなくてはなりません。5年生くらいになると、カリキュラム上でも卒論を書くための時間が大幅に取られます。プログラムが得意な人も多い学校ではありましたが、もちろん苦手な人もいるわけで、そういった人たちは卒研も苦労はしたのだとは思います。

僕はそれが得意だったので、卒研をやっている時間はそんなに苦痛ではありませんでした。ちなみに卒論のテーマはというと「医療分野へのソフトウェア工学の応用」ということで、「脳波中のてんかん波の検出」という、まぁお堅い題材でした。

てんかんの患者さんの脳波には特定の波形が出やすいそうで、普段はお医者さんがその波形を丁寧に目視で確認して判断するのですが、その量が膨大になるため、ある程度の自動化ができないか、みたいな、ね。脳波のデータがあるから、それを自作のツールを通すことによって、自動検出する、みたいなソフトを作りました。

今だったらその時やってきたことを応用して、「脳波中の激アツ・脳汁瞬間の検出」みたいなこともやれないことはない気はしますが(爆笑)。