いったい「リプレイ外し」とは何ぞや???

学生の頃から、ホールに置いてある以上、興味がないわけではなかったんですよね。「パチスロのほうが勝てる!」みたいな噂も、たくさん聞いた時代です。

ですが、どうしても敷居が高い感じがして、地元では「なんとなくちょっと触った」程度で、ずっと触っていませんでした(この「学生時代になんとなくちょっと触った」のが、実は山佐の『ピンクパンサー』でした。しかも何もわからない状態で打っていて、なんとなく7を狙ってみたら7が揃っちゃって、意味もわからず400枚弱のメダルが出たのですが、すぐに流してしまったという)。

そりゃ、敷居が高いよね。現在のパチンコは、当時のパチンコに比べると非常に複雑になっている(潜伏確変とかも生まれましたし)ので、仕組みを理解していないと大損をしたりすることも増えました。ですが昔のパチンコは、とりあえず「図柄が揃ったらアタッカー入れれば玉は出る」んですよ。

それに比べて、スロット台はどうだろうということを考えたときに「知らない、できないと損をすること」が、とても多いと感じていたんですよね。

  • 目押し
  • リーチ目
  • リプレイ外し

こういった言葉は、パチスロを打ったことがない僕でも、情報誌などを見れば一度は目にする言葉です。

台シールにも書いてあるよね。

「ビッグボーナスは30ゲームまたは3回のJAC INで終了」
「レギュラーボーナスは8回の入賞または12ゲームで終了」

おまえは何を言っているんだと。

当時の僕はこんな風に思っていました。

目押しとかリーチ目の概念はなんとなくわかる。当時の『パチスロ必勝ガイド』とかも読んでみたこともあります。特集が組まれてるんですよ「ニューパルサー入り目100選!!」とかね。とんでもないリーチ目の量が、一挙掲載されているアレです。あれを見て「スロット打つ人って、こんなん全部覚えてるのかよ?」って思いましたもん。

「美しいリーチ目ですね」とか書かれてて「何が、どう綺麗なんだ」って、頭の中がクエスチョンマークだらけになったり(余談ですけど、今はもうノーマル機を打っていても「綺麗なリーチ目だなー」って普通に思える身体になってしまいました。成長しましたね。それどころか「やっぱハナハナのハイビスカスの点滅は、いつ見てもエロいなー」とか思うんですから、パチンコパチスロおじさんとして、どれだけ成長したかという軌跡が伺えますね。ダメ人間です)。

問題はリプレイ外しです。なんのことか、さっぱりわからない。いよいよ普及し始めたインターネットで「リプレイ外しってなんだ……」って検索してみるわけですよ。

「ビッグボーナスは30ゲーム間の小役ゲームを消化するか、その小役ゲーム中に成立する3回目のJAC INを入賞させると終了してしまう(Aタイプの場合)ので、3回目のJAC INをできるだけ回避することにより小役ゲームを引き延ばして獲得枚数を増加させること。Bタイプの場合は2回目のJAC INで終了するため、2回目のJACが成立した場合に、これを行う」

おまえは何を言っているんだと。

そう。やったことがないからね、どれだけ文字で書かれていても理解ができないのよ。なんかすごく難しそう、そう感じていました。