焼肉にはサンチュよりもワカメ!

焼肉は、意外にも低GI食です。ただし、高カロリーであることと、脂分が多いというのは変わりありませんから、この部分さえ気を付けて食べれば問題ありません。

牛ヒレ(GI/カロリー):45/223
牛バラ(GI/カロリー):45/517
牛タン(GI/カロリー):45/246
サーロイン(GI/カロリー):45/498
牛ロース(GI/カロリー):45/411
牛レバー(GI/カロリー):45/132
鶏ささみ(GI/カロリー):45/105
鶏胸肉(GI/カロリー):45/191
鶏もも肉(GI/カロリー):45/200
鶏レバー(GI/カロリー):45/111

GI値の定義では、55以下を低GI食としています。ではお肉はどうでしょうか。すべて55以下ですね。その代わり、100g当たりのカロリーは非常に高く、カロリーに関していうと、鶏肉が圧倒的に少ないことがわかります。

いずれにせよ、量を調節してカロリーと脂分に気を付ければいいのですから、夜は焼肉で問題ありません

夜に焼肉を食べるうえでの注意点は、お昼からすでに準備して、食物繊維を多めに摂っておくこと。そして、肉の脂のところは避けて、脂の吸着を防ぐために食物繊維と一緒に食べるということ。

付け合わせは、“身体にいいもの”という発想よりは、繊維質が強いもの、繊維質の量が多いものを積極的に選ぶようにしましょう

トッピングとしてサンチュを好む方が多いようですが、いわば「高いだけの付け合わせ」ですので、私は海藻を中心に頼みます。

ワカメサラダやワカメスープに、これまた食物繊維が豊富なキノコ類のシイタケでも焼いて食べれば最高です

▲焼肉にはサンチュよりもワカメ! イメージ:PIXTA

ただ、肉類はGI値が低いといっても、加工品は高くなりがちです。GI値に注目して補足しておくと、鶏肉・羊肉は45、豚肉・牛肉・ハムは46、ベーコン49、焼き豚51、ちくわ55という具合です。

最後のちくわは、肉類ではありませんが、加工品ということで入れました。ちくわは、魚のすり身なのでヘルシーなイメージがありますが、塩分もいっぱい入っていることもあって、意外と身体には良くない食品です。

※本記事は、今津嘉宏:著『115歳が見えてくる“ちょい足し"健康法』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。