朝の「自分時間」は自分を奮い立たせるために

勤務時間外のプライベートな時間は「自分の時間」の宝庫です。基本、何をしても自由なので、自分のために有意義に使えます。

ところが、プライベートな時間は怠惰になってしまうことが少なくありません。もちろん、仕事の疲れを癒やすために何もしない時間も大切ですが、人生の目標を達成するためにはプライベートな時間の使い方はカギとなります。

多くの著名人が「自分の最大の敵は自分」だと語っています。自分の成長を妨げるのは、自分自身の間違った判断や不安、怠惰さなのです。プライベートな時間でも、自分に負けずに有意義な時間を過ごすためには、習慣化することが大切です。特に、平日の朝と夜の活用方法を習慣化できると、有意義な「自分の時間」をとることができます。

朝の時間は、暗い夜が明けて太陽の光が差してくるので、徐々に頭が冴えてくる時間です。季節や天気によって雰囲気は異なりますが、1日の始まりを感じさせるさわやかな時間と言えます。

朝の時間は、その日の目標を掲げる、仕事とアフターファイブも含めた時間割表を作成する、今日やることを決めることなどに使うのに適しています。

充実した1日のスタートを切るために、自分を奮い立たせることが大切だからです。厳しい交渉など憂鬱な仕事がある日は、想定問答を考えるなどイメージトレーニングをすると、本番までに徐々に意気込みを高めることができます。

特に憂鬱な月曜日の朝は、週末の楽しみな予定を入れるなどモチベーションを高めて、1週間のスタートを元気よく切ることが大切です。

▲朝の「自分時間」は自分を奮い立たせるのに使う イメージ:PIXTA

夜の「自分時間」は知識の吸収に使おう

夜の時間は、帰宅後就寝までが人に邪魔されない「自分の時間」として確保することができます。この時間に元気になる人もいますが、多くの人は仕事で疲れてくつろぎたいという願望が強くなります。

映画を観ながら晩酌をするとか、ゲームをするなど、娯楽に時間を使ってしまうのは無理もありません。夜の時間は、クリエイティブな活動には適していないと言われています。特に、真夜中には、独特の雰囲気から気持ちがハイになって、日中には出ない妙な発想が浮かぶことがあるからです。

成功する人が、夜の時間にやっているのが、知識の吸収です。寝る前にインプットしておけば、寝ている間に知識が定着すると言われています。また、良い睡眠のために運動もします。睡眠には、覚えておくべきことを定着させ、嫌なことを忘れて気持ちをリセットする効果もあるのです。

このように、朝の時間と夜の時間の特徴を知ったうえで、あなたに合った「自分の時間」の使い方を見出してください。

▲夜の「自分時間」は知識の吸収に使おう イメージ:PIXTA