「こんな仕組みができるんだ!」が増えるとイイな

――コラムでは、パチスロの5号機時代の話にも触れられていましたが、パチンコは『遊タイム』など新しい試みが増えています。ヨースケさんの中で、パチンコの楽しみ方に変化はありましたか?

ヨースケ 遊タイムができたことで、良い点として「今まで青天井だったものが、とりあえずお金があれば、最低1回はほぼ当たりに入る世界になった」ということが、非常に大きいのかなと思います。

そもそも当たらないと、良い台かどうかを正当に評価することができないじゃないですか。だから、僕らパチンコタレントにとっても嬉しいですよね。とりあえず回せば当たりが近づくわけですし、やりやすくなりましたね(笑)。

――悪い点というか、気になる点もお聞かせいただけますか?

ヨースケ 「回らない」っていう話が、どうしても聞こえてくることですね。つまり遊タイム突入まで時間がかかってしまう。夜7時から会社帰りに遊タイム付きの台を打って、閉店前にやっと遊タイムに届くか、届かないかみたいな人が「取り切れないじゃん!」ってなると、(次は打たないから)どうしても夜の稼働が落ちちゃう。

あるいは、そこで捨てると損をしたような気持ちにもなるから、1回座ってしまったら打ち切るまでヤメられない。だからある意味では“気楽さ”がなくなってしまったかな、と。パチンコって、その気楽さが良かったと思ってますから。でも、どうでしょうね。遊タイムについて僕の中では、まだ『正解』は出てないかな。

――まだまだ、これからって感じでしょうか?

ヨースケ いい意味で捉えると「こんな仕組みができるんだ!」みたいな台が増えてくるといいなって思いますね。おそらく一種二種混合機を使うと『ほぼ当たり確定』みたいな演出ができたり、役物でも抽選したりっていうことができるはずなんですよね。いろんな組み合わせでできることは、間違いなく増えてくはずです。

▲『究極一発R』に遊タイムが付いたら…そんな想像もパチンコの楽しみ方のひとつ