昔、ギャンブル好きのライターさんが、旅行がてら地方の競輪場へ出かけて大穴を当て「旅打ちで儲けちゃったよ。交通費や宿代、メシ代を差し引いてもプラスになってさぁ〜」なんて自慢されたことがあります。

そんな20年前のことをふと思い出したので、今回は名古屋へ「旅打ち」ならぬ「旅配達」に行ってきました。

そうだ、名古屋で稼ごう!

ウーバーイーツ配達員用のアプリは、配達エリア内であれば配達開始ボタンを押すだけで依頼がやってくるシステムになっているので、配達用の大きなバッグさえ持っていけば、全国各地で配達をすることが可能です。

まぁ、自分が登録しているエリア以外の場所だと、一定回数配達することで発生するボーナスなどがもらえず、稼ぎの効率としては悪いのですが、今回はそこには目をつぶります。

さらに今は、GoToトラベルで交通費や宿泊費が空前に下がっているシーズン。旅先でおいしいものを食べつつ配達すれば、交通費や宿代、食事代を差し引いても、プラスになるのではなかろうかという甘い見通しでいざ、名古屋! 

まずは、ざっくりと旅のプランを立てました。

<1日目>
お昼ごろ 高速バスに乗車
夕方ごろ 名古屋到着
ビジネスホテルにチェックイン後、地元グルメを食べる

<2日目>
朝7時 配達開始
深夜1時 配達終了

<3日目>
朝 高速バスに乗車
昼過ぎ 東京到着

ビジネスホテルに2泊するのは、待機場所の確保のため。配達依頼があまり入らない時間帯に待機&休憩できる場所の確保は、40代の配達員にとってはとても大事。こういったクレバーな判断は、昨日今日、配達を始めた若手配達員にはできないでしょう。

格安バスを使い交通費は往復5000円。宿代はGoToトラベルを活用し4500円(2000円のクーポン付き)、宿代と交通費の合計は9500円となりました。

▲名古屋のシェアサイクルも赤かった

初日は昼過ぎに高速バスに乗り込み、少し残った原稿を執筆したら一休み。名古屋に到着し、繁華街の栄にあるビジネスホテルにチェックインしたのは午後6時すぎでした。次の日に使うシェアサイクルの貸し出しポートの場所を確認し、奮発して名物のひつまぶし(3800円、クーポン利用で1800円)を食べてから宿に戻り、英気を養います。