毎日やらなきゃ損! クーポンガチャ
BL!すず木 はい。クーポンガチャというBookLive!のストアの中で引けるもので、こうガチャっと(スマホで実際にガチャを引く、すず木さん)。「お、今日は全ジャン(全ジャンル対応クーポン)が出たので当たりです(笑)」。毎日内容が変わって、毎日引けるので「今日は何が出るかな?」という感じで楽しめます。
それから、例えば『少女・女性マンガ10%オフクーポン』っていうのが出て「今日は少女マンガじゃなくて、男性マンガが読みたい気分だったのにな」という場合は、この『SNSにシェアする』を押すと、もう一回クーポンが引けるんですよ。
――電子書店でガチャって面白いですね。こういう企画を考える部署などがあるんでしょうか?
BL!すず木 企画部隊がおりまして、そこが機能開発とかそういうものを考えているんです。ただ「どんなガチャを出すか?」「どういうクーポン?」「何%オフにする?」などの内容は、サイト運営側で企画したりもしています。たまにガチャクーポンの企画で、一日限定ですごい割引率の高いクーポンが高確率で当たる、という企画もありますよ。
――面白い、ソシャゲ的な感じですね(笑)。
BL!すず木 そうなんですよ。 ゲーム性の高いものを企画したり、39%クーポンでサンキューみたいな(笑)。39%は10人に1人当たるっていうのでやってましたね。
――すごいですね。10人に1人だったら、まあまあ当たりますね。
BL!すず木 その日に、みんなで引いてみようかみたいな流れになって、とりあえず10人で引いてみたら、私だけが当たりました(笑)。
――確率通りですね(笑)。
BL!すず木 ガチャとは別で『来店ポイント』というのもやっていて、1日1ポイントもらえます。何日か連続でやるとボーナスポイントも付きます。ポイントは電子書籍を買うときに使えば値引きになります。
――すず木さんが入社されたのは、いつ頃なのでしょうか?
BL!すず木 2005年からです。でもBookLiveになる前のビットウェイからなので、15年……。業界としてはだいぶ、お局の域に(笑)。ここまで電子書籍業界が大きくなるとも思っていなかったので、あれよあれよという間に進化してしまいましたね。
――同じ部署で働いているのは何人くらいですか?
BL!すず木 サイトの編成部隊としては、10名くらいですかね。
――すず木さんは、主にマンガを担当されているんですよね。
BL!すず木 メインで担当しているのは少年・青年マンガです。キャンペーンの取り回しとか、少年・青年マンガのトップページに何を載せるかなどの選書をしたりしています。
――女性読者と男性読者、どちらの割合が多いでしょうか?
BL!すず木 そうですね、半々くらいですかね。購入金額だと男性が多くなるんですけど。今すごく女性の登録数が伸びているのは、CMの影響だと思います。
――マンガも書籍も全ジャンル取り扱っているんですよね?
BL!すず木 そうです、全ジャンル扱っていて、私は少年・青年マンガ担当っていう感じですね。ジャンルごとに担当が分かれているので、少年・青年マンガ、少女・女性マンガ、BL、TL、アダルト系、あとは文芸とかラノベ、という形です。1人1ジャンルみたいな。
――ジャンルを1人で担当するのは大変そうです。
BL!すず木 そうですね。めちゃめちゃ新作やら続巻やら入ってくるので「読まなきゃ(歓喜)」みたいな(笑)。
――すごく嬉しそうに聞こえました(笑)。キャンペーンなどの企画も考えたりしているんですよね。
BL!すず木 キャンペーンの企画に関しては、圧倒的に出版社さんからの提案が多いですね。なので、その隙間を縫って提案する形にはなりますね。
――今まで提案した企画のなかで、一番反響があった企画などありますか?
BL!すず木 弊社から提案したものでいうと、林田球先生の『ドロヘドロ』の配信開始時に、作家さんにインタビューさせていただきました。
〇【BookLive!独占インタビュー】『ドロヘドロ』アニメ化記念特集
――林田球先生のインタビューですか? すごいですね!
BL!すず木 インタビューをお受けしていただいたときは、嬉しくてビックリしました(笑)。こういった掘り下げ系の企画もやりますし、それとは関係なく時期的なもので企画を練ったりとか、そういったこともしています。