好評を博していた1GAME・ヨースケの人気エッセイ『1億2000万分の激アツ人生』が帰ってきた! といっても連載再開……というわけではなく『1億2000万分の激アツ人生』電子書籍版のリリースを記念して、2回限りの特別バージョンでお届け! なんと書籍用に書き下ろした2話分を前編・後編に分けてお届けします。ヨースケが魂を込めて書いた激アツ原稿、とくとご覧あれ!
電子書籍版のリリースを記念して特別公開!
皆さん、ご無沙汰しております。涙の連載終了から2カ月が経ちましたが、皆さんは書籍『1億2000万分の激アツ人生』は読んでくれましたか?
え、NewsCrunchの連載で読んだからいらないって? 甘い、甘すぎる。『CRぱちんこ黒ひげ危機一発2』より甘いわ! 書籍には新たな書き下ろし分が80ページほどあるのをご存じないのか?
仕方ない、今回は12月25日の電子書籍版の配信を記念して、書き下ろしの中から2話分を特別に公開しよう。もし「面白い!」と感じたら書籍でも電子書籍版でもいいので、Amazonをポチってくれたら、飛び上がって喜びます。
「ニュースクランチ」における連載は、時代背景で言うと2007~2008年頃までを書いて、いったんの終了という形を迎えました。書き下ろしでは、その後の人生に加えて、『1GAME』の成り立ちや、僕が『1GAME』内でやってきた活動、そして現在に至るまで、何を考えてどう感じてやってきたか、といったところも存分に書きました。
『1GAME』代表である、てつさんの著書『パチスロ馬鹿が動画配信を始めたら再生回数が1億回を超えました』(ワニブックス:刊)でも、触れられている部分ではありますが、そのヨースケサイドのストーリーなんかを中心に書いています。
さて、2007~2008年頃、僕は「甘デジ」と呼ばれる機種をメインに打ってきたのは、これまでにご紹介したとおりです。パチンコがまた楽しくなってきた時代でした。それと引き換えに、一気に衰退してしまったのがパチスロですね。
4号機から5号機への変遷――4号機の高い射幸性が問題視され、規制が強化された時代でした。さらに、令和の時代になってからも、現在進行形で、同じようにまた射幸性を抑えるべく、ホールの遊技機が6号機へとシフトしていっている真っ最中です。
今現在もパチスロを打たれている方は、5号機時代を生き抜いてきた方がほとんどでしょう。5号機になったのなんて、わりと最近だと思ってもいたんですが、こうやってきちんと振り返ってみると、もう12年以上も前の話なんですね(笑)。
5号機がリリースされてからしばらくというものは、パチスロはたまに打ちたくなって触ってみたりしても「4号機の時のような刺激的な台、幅のあるゲーム性の台が作れなかった」という背景もあり、たまに触っては「うーん……どうもなぁ……」と感じていました。
5号機では「RT」(リプレイタイム)は規則上で許可されていましたが、さすがにストック機やAT機全盛の時代を知っていると、ゲーム性という意味でも、出玉の波という意味でも、どうしても物足りなさを感じずにはいられない時代だったんですよね。
当時の攻略誌などでも「5号機では、どのようなことが可能になり、不可能になるのか」といったような特集が組まれていました。今現在、まさに6号機へ移行していくタイミングでもありますので、同じように「6号機では、何がOKで何がダメなのか」という特集が組まれたりしていますね。そういった記事を読まれた経験がある方も多数いらっしゃると思います。
5号機になる時に大きく変わったのが
- ボーナスは払い出し枚数管理
- 小役の重複がOKになった。ボーナスのフラグと重複してもいい
- ボーナスフラグのストックはダメ
- リールの制御は1フラグ1個まで
- RT(リプレイ高確率状態)はOK
といった内容でしたね。
この頃には、僕もパチンカーやスロッターとしては、ある意味では“ベテラン”の域まで来ていたので、そのような記事を読んでも、わりとスッと理解できました。こういった規制の影響で、出てくる台は、どうしても「ボーナス+RT」という台が主流になっていました。