「クリスマスだからケンタ」は大間違い
年末年始は我々にとって稼ぎ時。大掃除で料理を作る時間がとれない主婦からのご注文や、お父さんはとんかつ、お母さんはタイ料理、子どもたちはピザといった感じの、それぞれが好きな料理を注文して、食卓で味わうご家庭からのオーダーなど、この時期ならではの配達依頼がたくさん舞い込みます。
そこで今回は、年末年始、とくにクリスマスの時期(12月23〜25日)に、私が狙ってやっている稼ぎ方を紹介したいと思います。
なお、これは100%稼げる方法ではなく、あくまで個人的にやってみて「配達依頼が増えた」と感じた程度のもの。しかもコロナ前の去年、一昨年に実践したものなので、この方法を模倣して「稼げないじゃないか!」とクレームを入れるのはナシでお願いします。というよりも、他の配達員は私の記事を読むんでしょうかね。個人的に気になるところではありますが……。
日本のクリスマスといえばチキン。クリスマスが近づくとテレビでケンタッキーフライドチキン(以下・ケンタ)のCMが嫌というほど流れます。もちろん、男やもめのアラフォー配達員の私にはなんの関係もありません。この疎外感をまったく気にしなくなってから、どれくらいの年月がたっているのかすら忘れてしまいました。
ちなみにケンタは、ウーバーイーツによるデリバリーを行っていますが、クリスマスの間は、店の近くで待機していても、配達依頼が入ることはほとんどありません。というよりも依頼は激減します。
なぜなら、チキンは予約分でほぼ完売し、店内ではチキン作りで大わらわ。他の商品を作る余裕がほぼないからです。同様に、モスチキンを販売するモスバーガーも、ケンタほどではありませんが配達依頼が少なくなります。
そこで私が狙いをつけたのが、鶏肉料理を使った居酒屋や唐揚げ専門店。普段は焼き鳥や手羽揚げ、唐揚げなどのテイクアウトを行なっているこれらのお店の多くは、クリスマスになると季節限定商品として骨つきのモモ焼きを販売しはじめるのです。
ケンタやモスバーガーで予約し忘れた人が、ウーバーイーツのアプリで検索して注文しているのかどうかはわかりませんが、24~25日の午後帯はチキンの注文がグッと増えるので、クリスマスの時期になると私はハンバーガーや牛丼チェーンではなく、鶏肉料理店にいそいそと向かうのです。