ケーキの配達がもらえる街の洋菓子店も狙い目

クリスマスイブの15時から19時までの時間帯で、狙いたいのは街の洋菓子店です。狙いはそう、クリスマスケーキ。洋菓子店は昔ながらの商店街の中や、住宅街の中に店を構えるところが意外と多いのです。このような場所には、住宅地に向かっている配達員しかいないため競争率はグンとダウン。結果、自転車をダラダラと漕いでいるだけでケーキの配達依頼が入ってくることが多いのです。

▲うまく運べばGOOD評価とチップをゲット!? イメージ:PIXTA

おかげさまで、一昨年は3件、去年は4件のケーキを運ぶことに成功しました。配達件数だけ見ると少ないものの、15時から19時はディナータイムよりも前で注文の少ない時間帯。この時間にこれだけの注文が入るのは、自転車配達員にとってはかなり大きなことです。

注意しなければならないのは、いつも以上に気を遣って運ばなければならないこと。急いではいけません。前傾姿勢で自転車を漕ぐと、ケーキが斜めになって生クリームが箱にベッタリついたり、デコレーションしているサンタの人形や、クリームの上にのせられたイチゴがズレてしまいケーキが台無しに。そうなるとBAD評価をつけられてしまいます。

そのかわり、丁寧に運ぶとGOOD評価がつけられやすいのも、クリスマスケーキ配達の特徴。今年のクリスマスはチップ制度もあるので、赤い服を着て向かったり、インターホンを鳴らしてお客様が出た時に「すみません。先ほど、サンタさまが『こちらに届けて欲しいものがある』と荷物を預かったのですが」と答えたらチップをはずんでくれるのでは? と企んでいます。

見た目が温厚に見えるかどうかはともかく、180センチ越えの私の体格が活かせる数少ないチャンスなのかもしれません。町中にサンタコスプレの配達員が増えたら、それはそれで素敵な光景のような気もします。