さくら学院卒業後、声優・女優としてさまざまな活動を続けてきた、堀内まり菜ちゃん。昨年4月にはYouTubeチャンネルも開設し、オリジナル楽曲を発表するなど、音楽活動を本格的に開始。そして3月10日、Lantisレーベルよりデビューアルバム「ナノ・ストーリー」を発売し、このほど声優アーティストとして活動を始めることが明らかに!
ニュースクランチ編集部ではデビューを控える彼女をキャッチ、ロングインタビューを敢行。前編となる今回は、声優アーティストとしてデビューするまでの彼女にクローズアップします!
もっとたくさんの人の前で歌いたい
――まり菜ちゃんは’07年の『ちゃおガール2007オーディション』に入賞後、’09年に「食育」テーマにしたユニット「ミニパティ」で活動を開始します。その後、小学6年生のときに結成された、さくら学院としての活動をスタートさせたということで、小学生のころから芸能活動をされていたわけですが、何かきっかけがあったんですか?
堀内 音楽が大好きな両親のもとに生まれたこともあって、2歳でエレクトーン教室に通うようになって。当時の記憶はほとんどないんですけど、発表会でディズニーの曲とかを、みんなで演奏するのが楽しかった思い出があります。
楽器を演奏するのも楽しかったんですけど、歌を歌うのも大好きでした。当時『きらりん☆レボリューション』っていうアニメが流行っていて、地元のお祭りの歌のコーナーで歌ったりしていたんです。そしたら、歌い終わったあとに、同年代の知らない女の子に“さっき歌ってたのを聴いてました”って話しかけてもらえて、すごく嬉しかったんです。
そんなこともあって『きらりん☆レボリューション』が連載されていた雑誌『ちゃお』でオーディションが開催されると知って「もっとたくさんの人の前で歌ったりしてみたい!」と思って応募しました。
――なるほど。その後、さくら学院に加入するわけですが、実際にアイドルとして活動してみてどうでしたか。
堀内 めちゃくちゃ厳しい世界だと感じましたね。まわりは「このステージで輝きたい」って、強い意志をもって入ってきた子たちばかりで。また、ダンスに本格的に取り組んだのも、このときが初めて。
リレーとか短距離走とか、運動自体は得意だったので「やれるかな?」って甘く考えてたところもあったんですけど、まず周囲に合わせて踊るってことが難しくて、そこをクリアしたと思ったら、今度はカッコよく踊るということがなかなかできなくて……悩みました。
――さくら学院時代のまり菜ちゃんというと、やっぱり歌唱力の高さがずば抜けていて、ハモりのパートとかもたくさん担当していたイメージです。歌うことに関しては戸惑いは少なかったのでは?
堀内 歌に関しては自分でもそれなりに自信をもって臨んだつもりだったんですけど、入ってすぐのころかな、レッスンの途中で先生から「堀内さんは音が全然取れてないから」ってズバッて言われてしまって……。帰りの電車で悔しくて泣いたのを覚えています(笑)。
――厳しい(笑)。もしかしたら、先生も期待していたからこその指摘だったのかも!?
堀内 そうなんですかね。でも、その言葉で改めて気が引き締まったというか、もっともっと歌を頑張って先生を見返してみせる! と思えたので感謝しています。