深夜のインターホン騒音問題

「夜間に大音量でのテレビ視聴、深夜の洗濯機のご使用はご遠慮ください」。マンションへ配達に行くと、こういった注意書きが掲示板やエレベーターに貼られているのをよく見かけます。しかし、ウーバーイーツや他の運送業も含めて、配達関係者にとってはなかなか厳しい決めごとがありまして……。今回は、そんな「マンション独自のルール」についてのお話です。

深夜の騒音に関するルールで言うと、配達員が困るのは「深夜にインターホンを何度も使用しないでください」という押しつけです。私が配達するエリアでは、注文受付のラストオーダーは深夜1時。そうすると、遅いときは深夜2時ぐらいまで配達を行なっています。

最近建てられたマンションは、リーズナブルな物件でも関係者以外を建物の中に入れないようにするため、建物の入口、そして部屋の前と、インターホンを2回押すところが多いです。

「何度も」と表現するのだから、おそらく2回以上鳴らすことについての注意だと思うのですが、2回鳴らさないといけないマンションで「何度も使用しないでください」とおっしゃられましても困ります。

▲インターホンの“イップス”になりそう… イメージ:PIXTA

「インターホンを鳴らすと苦情がくるので、こちらまで電話をください」と指示する人もいます。これは単身用のマンションで、ドアの前にamazonの箱が山積みされているような、通販のヘビーユーザー様宅の注意書きでよく見られるもの。隣の住人が通販をほぼ利用しない人だと、インターホンの音にイライラするのでしょう。単身用のマンションでインターホンが鳴ることなんて、通販以外はほぼないですから。

ですので、指示を書く気持ちはわかるのですが、宅配業者の配達員と違い、会社からスマホを支給されていない私たちの電話代は自腹。電話代など大した額ではないと感じる人もいるかと思いますが、1回の配達でもらえるお金が400円です。なるべく出費を切り詰めたい、という心情をわかってほしくはあります。

しょうがなく番号非通知で電話をかけると、非通知ではつながらず……。番号表示でようやくつながるものの、知らない番号からのコールということで、最上級の警戒心で「はい」と応えられましても……。

話が逸れてしまいましたね。とにかく、インターホンを押さないと部屋の前までたどり着けないマンションで「深夜に鳴らすな」というルールは、ウーバーイーツの配達をやっている私にとっては困ったルールなのです。