『青春高校』で見つけた新たな夢

――『青春高校』で過ごした2年半で、何が一番大変でしたか?

久保 自分の場合はダンスかもしれないです。振りおぼえが悪くて、センスもないので、ダンスに関しては毎回苦戦した記憶がありますね。ただ、苦戦した分、やり切ったときの達成感があったし、充実感もありました。振り返ってみると、つらい思い出よりも、楽しかった思い出が記憶に残っているんですよね。

――メジャーデビューシングルの表題曲を歌うのがアイドル部に決定したときは、どんな思いがありましたか?

久保 男子アイドル部にもチャンスがあったし、表題曲を目指してみんなで一丸となって頑張って活動してきたので、いざ発表されたときは悔しさがこみ上げてきました。ただ、それがきっかけで「自分たちにはまだまだ足りないところがたくさんある」と思えたし、以前よりもさらに真剣に取り組むようになれたのは良かったな、と思います。

――まったくの未経験だった「アイドル」を2年半やってみて、どうでしたか?

久保 最初はステージに立ったときに、何をしていいのかまったくわからなかったです。どんな表情をすればいいかわからないし、どう振る舞えばいいのかも見当がつかなくて。でも、経験を積んでいくうちにしっかりと笑顔でいられるようになったし、少しずつ堂々とできるようになって、自分自身ステージを楽しめるようになりました。

応援してくださる人に出会えることもできたし、心強いメンバーたちとも出会えた。本当に楽しくて、やりがいを感じた場所でした。いろんな舞台に立たせていただいたからこそ発見できたこともあるし、成長できた部分もたくさんあるので、男子アイドル部と『青春高校』には感謝ですね。

――自分のなかで何が一番変わったと思いますか?

久保 一番変わったのは、ちゃんとした目標ができたことです。『青春高校』でたくさんの人と出会い、いろんな経験をさせていただいて、将来の夢も見つかり、自分がどういう人間になりたいか、ということがはっきりしたと思います。

――久保さんが見つけた新しい夢とは?

久保 『青春高校』で学んだことを生かして、より多くの人の気持ちを動かせるような人間になりたいです。ゆくゆくは役者として舞台やミュージカルで活躍できるようになりたいと思っています。

▲番組に出演したことで大きく成長することができました

――将来のことついて家族と話しましたか?

久保 はい。もともと母が、自分にキッズモデルをやらせた理由が「将来的に、息子が人前に出る仕事に就いてほしい」という夢があったから、だそうなんです。大学を退学して親に迷惑をかけてしまったんですけど、これから自分が活躍することで、少しでも親に恩返しできたらいいなと思います。

――ステージに立つことは続けるんですね。

久保 学生時代は目立つタイプじゃなかったし、引っ込み思案な性格でした。でも『青春高校』で仲間たちと出会い、素晴らしい経験をさせていただいて、人間的にも大きく成長できた気がします。本当に人生が変わりました。

今後もいろんな経験を積んで、舞台に立ち、たくさんの人に影響を与えられる人間になりたいです。言葉だけでなく、ちゃんと行動で示さないといけないので、これからも努力を惜しまずに頑張っていきたいと思っています。

≫≫≫ 次回は小沼綺音さんのインタビューを5/9(日)に公開予定です。お楽しみに!

プロフィール
 
久保 侑大(くぼ ゆうだい)
1999年1月7日生まれ。神奈川県出身。「企画ユニット」の新メンバーオーディションに合格後、男子アイドル部「バトラーズ」で活動。爽やかな笑顔と、持ち前の歌唱力でグループを引っ張る実力派。温厚でシャイな性格だが、ステージ上では情熱に溢れたパワフルなパフォーマンスを見せる。