兵庫県南あわじ市にある淡路ファームパーク・イングランドの丘。広大なテーマパークのなかにある動物園が行っている名物企画が『生き物の「なぜ?」に飼育員が答えます』。質問箱に寄せられた、子どもたちが知りたい動物の3つの「なぜ?」について、飼育員さんに答えてもらいました。
※本記事は、淡路ファームパーク・イングランドの丘:著『飼育員さんのすごいこたえ』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。
おしりが赤いワケとは…?
Q.サルは、なぜ、おしりが赤いの?
A.サルのお尻が赤いイメージは、私たちにとって身近なニホンザルからきているのでしょうね。ではなぜニホンザルのお尻が赤いのか。それはお尻の毛がなくて、皮膚(ひふ)の下の血管が透けて見えるためです。発情するとさらに充血して真っ赤になります。ニホンザルの世界ではオスのお尻や顔が赤ければ赤いほど健康で元気な証拠としてメスのサルたちにモテるようです。モテる基準は生き物によってさまざまでおもしろいですね。
ニホンザルのお尻が赤いのは、血管が透けて見えるからなんですね! 赤ければ赤いほどメスにモテるのかぁ。本当に動物界のモテ基準もいろいろですね!
ざっくりと言いつつ、めちゃくちゃ詳細に答えてます
Q.カエルって、どうして、とぶの?
A. カエルが水面を泳ぐ姿をイメージしてみてください。平泳ぎの足で水を蹴るようにして泳ぎますよね。この動きが地面を蹴って跳ねることと関係があるのではないかと考えているのですが、調べてみると、カエルは跳ねるためにすごくストイックな進化をしていることがわかりましたので、ざっくりまとめてみました。
カエルはどうして跳ぶの? という質問に“ざっくり”とは言えないレベルで、イラストまで描いて、とてもわかりやすく説明してくれています。これを覚えたら、友達に自慢できるかも!