海を眺めると酒が飲みたくなる大人たち
こんな夢を見ました。
夢の中で私は小田原に行きました。仕事でかまぼこ屋さんの工場を見学して、帰りに小田原の駅周辺で飲もうということになりました。
小田原は東京から新幹線で30分ほど、いい意味で地方都市感があって、街全体がのんびりしていてね。難攻不落とうたわれたお城があり、海も近くて、田舎の魅力がぜんぶ詰まっている。だけど、都心からのアクセスが良いからか、都市全体に文化の香りがする。
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こんな夢を見ました。
私は小田原の海岸で石拾いをしています。小田原は古くからある天然の要害ということで、街の周辺には山もあるし、海もある。自然豊かなので、食べ物もおいしいに決まっています。いい店があるといいなと思いながら、海辺で私たちは丸い石を探し続けました。
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私たちは『鳥元』という店に出会いました。駅から徒歩数分の位置にある立ち飲みの焼き鳥屋さん。地元の人に愛されている店のようで、早い時間からお客さんがいます。
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メニューはオーソドックスなものが並んでいます。焼き鳥屋らしい、真っ直ぐなラインナップに私はうれしくなりました。お酒と串を頼んだら、店内の様子をゆっくりと見回します。
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私が目にしたのは、常連さんらしき男性と、元気のいい女性店員が、いつもの顔で、いつもの会話をしている様子。
こんな当たり前の景色が、今は見られない。これはいつの日の風景だったのだろう。はるか昔のことのように思えるけど、つい最近のことなんです。私は飲み屋で他愛もない話をするのが好きだった。
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串がきました。お値段も安いぶん、小ぶりだけど、それが酒のあてにぴったりなんです。大きな串だと口に入れただけで大満足して、お腹がいっぱいになってしまう。小さめのポーションなら口に入れて、肉と酒の相性を楽しめる。立ち飲み屋の焼き鳥はこれくらいの大きさがいいんです。
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これはチャンジャだったかな。こういうつまみも酒が進みます。酒のあてっていうのは味が安定していることも一つの美徳。どこで食べてもうまいチャンジャに乾杯。
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浅漬けを頼んだら、七味がふってある。これもいい。くったりした白菜って、なんでこんなにおいしいんだろう。口に放り込むと、しばらくうっとりしてしまいます。シャクシャクとした食感も酒を加速させます。