かねち&りんたろー。の食べかけクッキー!?

会場の魚沼文化会館に到着したのは14時30分。開場まであと1時間もあるのに、すでに会館の前には長蛇の列ができていた。みんなのお目当てはコラボ商品だ。

▲会場1時間前にはすでに行列が! 距離を取りながら並んでいることもあって、列は会場の端まで伸びていた

今回、地元の菓子店など4つの団体とコラボしたオリジナル商品は、魚沼らしく「米」、および「米粉」を使ったもの。それぞれEXITのモチーフを使って見た目のチャラさを追求、しかし味は本格、折り紙つきとあって、多くの来場者が指名&衝動買いをしていた。

そのなかの1つ、「チョコサンドクッキー」を売る『タワラヤ』さんの販売台の上には、なぜか食べかけのクッキーが……。不思議に思って眺めていると、店員さんが「さっき、おふたりがいらして、食べていかれたんです」と、スマホで撮影した、クッキーにかぶりつく2人の写真を見せてくれた。来た痕迹をしっかり残して、宣伝ツールまで置いていくところがEXITらしい。

▲EXITの2人がクッキーを食べているところを見せてくれた『タワラヤ』の店員さん。左側に見えるのが食べかけのもの

私は、コシヒカリのセット「パカットEXIT米」と、『Patisserie KANSENDO』の「気分ぶちアゲ↑↑マカロン」を購入。特にりんたろー。と兼近の顔がプリントされているマカロンは、今回のコラボアイテムのなかでもチャラさNo.1の素晴らしい出来映えである。これに歯を立てるのはジッターにとっての踏み絵なのか!? いや、それとも「食べちゃいたいくらい好き」ということで遠慮なくいっていいのか……!?

▲『KANSENDO』のマカロン。りんたろー。ヴァージョン
▲かねちヴァージョン。人気すぎて開場時間前に売り切れてしまった

大盛況のグッズ売り場を見ながら、魚沼市観光課の田中さんに、今回EXITを招聘した理由を聞いた。

「魚沼って知名度は高いんですけど、他の地方自治体同様、少子高齢化が進んでいるんです。先細らずに今後も発展していくためには、米以外のアピールポイントも必要だなと考えていました。そんなときにEXITさんが“地方活性化”をテーマにしたツアーをされることを知って、“ぜひ、盛り上げていただこう”と」

ちなみに、米以外で今、熱く推しているものは「百合」(生花)だそう。田中さんは「普通の百合は最後まで開ききらない場合が多いんですが、魚沼産の百合はキレイに咲くよう改良されていて、品質がとても良いんですよ」と、文化会館のロビーに飾ってあるゴージャスなアレンジメントを指して教えてくれた。

▲魚沼市が米と並び推す「百合」。会場ロビーにも飾られていて、甘い香りを漂わせていた

年配の夫婦も楽しめるEXITライブ

会場の2階部分には、来場者がEXITのプラカードを持って、百合をバックに写真が撮れるフォトコーナーも設けられている。

撮影を待つ列に素敵なご夫婦がいたので撮影させてもらった。地方公演には年配のご夫婦がかなりの確率でいるのだが、話を聞くと、たいていは奥さんがEXIT好きで、旦那さんがそれに付き添って来たというパターンが多い。

熊本の大津町で話を聞いたご夫婦の旦那さんも、最初はお笑い自体にそれほど興味がなかったそうだが、公演後は「楽しかったよ。思っていたよりおもしろかったね」と言って、EXITにかなり好感を持ったようだった。

この魚沼の旦那さんも、見終わったらそうなるんだろうな。すでにいくつかの例を見てきた私の気分は、ちょっとした予言者である。分水嶺のステージがそろそろ始まる(大げさ!?)。

▲プラカードを持ち、魚沼名産の百合をバックに写真に収まってくれたご夫婦
【ぶちアゲ追加コラム】ここもオススメ!
枝折峠 滝雲(しおりとうげ たきぐも)
魚沼市から銀山平方面へ向かう国道352号線上にある「枝折峠」は、全国でも珍しい滝雲(山肌に沿って雲が滝のように流れ落ちる現象)が見えるビュースポット。気象条件の整った夏から秋にかけてしか見ることができないが、圧巻の絶景を目の当たりにしたら一生の思い出になるはず!
 
▲ビュースポット「枝折峠」の絶景
※関越自動車道「小出IC」より奥只見シルバーライン経由 車で約50分

≫≫≫ 明日公開の後編へ続く

※今回の取材は感染対策を徹底したうえで行いました。

▲あなたの街にチャラ男を呼びませんかSP