現在放送中のドラマ『ボイスⅡ 110緊急指令室』では、捜査一課の捜査員・片桐優斗役で出演している俳優の中川大輔。さまざまな作品で存在感を発揮しているが、そのプロフィール欄を見ると、趣味の一番最初に「ラジオを聞くこと」と記載が。さらには、美大出身で建築物が好きな一面もあるとのこと。この際、本人に思う存分ラジオ愛と建築愛を語っていただきました。

「オードリーのオールナイトニッポン」でハマった

――公式プロフィールの趣味の一番最初に「ラジオを聞くこと」とあって驚いたんです。趣味の一番最初に「ラジオを聞くこと」と書く人はなかなかいないので。

中川 (笑)、そうかもしれないです。

――何かのお写真を拝見したときに「リトルトゥースTシャツ」を着てらっしゃったので、これは本当に好きだなって(笑)。特に好きなのは『オードリーのオールナイトニッポン』ですか?

中川 そうですね。そもそもラジオを聞くようになったきっかけが、美大に通っていたころ、作業中にずっとラジオを流していたんですけど、2016年くらいだったかな、放送で「すべらない話」にオードリーのおふたりが出て、そこで春日さんがMVSに選ばれて、打ち上げでもずっと春日さんばかり褒められて、思いつめた若林さんが「“俺と春日のトークゾーン入れ替えてくれ”ってスタッフに言った」という回だったんです。

――神回ですね(笑)。

中川 ほかの番組も楽しく聞いてたんですけど「この番組は生きざまを話してるな」と思って、一気に心を奪われました。

――わかります、心の揺れ動きを全部話してくれている気持ちになりますよね。

中川 まさにそうです。ラジオって心の内をさらけ出してるんだなと思って、そこからいろいろな人のラジオを聞き出したような感じです。

▲撮影になるとクールな雰囲気になるが、好きなことを語るときは笑顔!

――『オードリーのオールナイトニッポン』以外に、中川さんがお聞きになってるラジオはあるんですか?

中川 いろいろ聞いているんですけど、特に好きなのは残念ながら9月末で終わってしまうんですけど、ABCラジオのダイアンさんの『よなよな…』ですね。

――すごい、あれは3時間近くありますよね。しかも普通だと東京では聞けない番組ですし。

中川 はい、radikoのエリアフリーで聞いています(笑)。何が面白いのかって説明するのがすごく難しいんですけど、クラスの中の面白い2人の会話を盗み聞きしているような感覚なんです。『よなよな…』が終わってしまうのはとても残念なんですけど、あのおふたりならまたどこかでラジオが始まるだろうって思っています。

▲radikoを使いこなし、さまざまな番組を聴いているとのこと

――中川さんがかなりのラジオ好きだとわかりました(笑)。生きざまとか、いろいろと例えてもらったんですけど、ラジオの魅力はなんだと思いますか?

中川 そのパーソナリティーのことを知れるところだと思います。テレビだと少人数でじっくり話す番組はあまりありませんが、ラジオだと何時間も出演者がじっくりと話すから、その人の本質が見えてくる。そこで面白いっていうのは、本物だなと思います。

――中川さんはメンズノンノラジオもやられてますよね。トークも軽快だし、声も良いし。

中川 ありがとうございます、ステッカーを作ったり、コーナー作ったりしていきたいです。

――この番組に限らず、いろいろとやってほしいですね。自由にラジオをやれるならどんな番組にしたいとかありますか?

中川 そうですね……。自由に選べるんだったら深夜で、一緒にライダーをやっていた砂川脩弥さんとやりたいです。

――面白そうですね!

中川 僕、けっこう無茶振りとかしちゃうので、砂川さんだったら面白くなりそうだなと思って(笑)。自分でも番組にネタを投稿したこともあるんですけど、読まれたことはまだなくて。このままずっと読まれなかったら、スタッフさんのことを嫌いになっちゃうかも!? と思って、今は聞く専門になりました(笑)。

▲ラジオトークは延々に続き、ラジオへの愛が止まらない