ネタ中に地元の陽気なお母さんが大活躍!
15時30分開演。オープニングVTRが流れたあと、EXITは『SUPER STAR』を歌いながら登場。9月15日にミニ・アルバム『GENESIS』が発売になった直後ということもあってか、会場の反応はかなり良い。
最初の挨拶トークで「お笑いライブに初めて来たよって人!」と会場に問いかけると1/3くらいの人が手を挙げていた。
恒例の地元トーク、まずはローカルCMのコール&レスポンス。「 竹内のっ」と兼近が言うと会場は「みそまんじゅう」と返すし、りんたろー。が「何でやろ?」と言うと「8番!」と返ってくる。
先ほど8番の洗礼を受けたばかりの私は「やっぱり地元の人も『8番らーめん』食べたくなっちゃうの、『何でやろ?』って思ってるんだ!」とうれしくなった。
続いてりんたろー 。が「輪島では“どぶ” のことを方言で “えごた”って言うの?」と会場に聞くと、客席から「えごた!」とひときわ大きな声が。声の主は地元の陽気なお母さんである。
そのノリの良さに食いついたりんたろー。が、お母さんに「他にある?」と聞くと「EXITみたいなカワイイのを『いちゃけやなー』って言うの」と教えてくれた。二人は早速「いちゃけやなー!」と叫び、りんたろー。は玄人はだしの輝きを見せるお母さんを「素晴らしい!」とベタ誉め。以降、りんたろー。は何かというと、このお母さんを頼りにするようになる(笑)。
地元の言葉で愛を囁く『方言男子』のコーナーは、りんたろー。が「やっぱりラーメンは『8番ラーメン』がいいじ」と、再び8番ネタ。続く告白は「あんたんことが好きげんちゅ」。一方兼近は「たった好きねん、つきおーてください」。
いずれもウケたというよりは、ざわざわっとしたというのが正確で、もしかしたら地元の言い方とは違うのかもな、という予感がした。
りんたろー。もそれを感じたのか、ステージに出てきたときに「『好きげんちゅ』は合ってるの?」と、さっきのお母さんに質問。するとお母さんは、このあたりでは「好きねんちゃ」と言うと教えてくれた。
さらに「『つきおーてください』は、ホントはなんて言うんですか?」と聞くと、お母さん、なぜか言葉に詰まっている。少し間があって「……だいぶ昔に言うたで忘れたわ」。お笑い芸人ばりのトーク力に、場内はドカーンと盛り上がったのだった。
りんたろー。がめちゃイタ女子に変身!
2本目の漫才。「うたばんの中居くんみたいなニット帽(by りんたろー。)」をかぶって、「デートしたいわー」と言う兼近に「デートしたことないもんねー。こいつイケメンなのにデートしたことないんですよ」とからかうりんたろー。。したり顔で「練習しといたほうがいいよ」と言う彼に、兼近が「チューの?!」と問うと、りんたろー。は「チューの練習は手伝ってあげれないけど……」。すると兼近は「この口とはチューできない……! 人、食べたことあるよね!?」と“ワニいじり”をして反撃、場内が沸いた。
ネタは『ドライブデート』。兼近が、りんたろー。に「女の子やってよ」と言うと、りんたろー。は「気が乗らないけど輪島の皆さんのためにやりますよ」と渋々応じたのだが、次の瞬間「兼近くんカッコよー(ハート)」「兼近しか勝たーん(ハート)」と身をくねらせる、めちゃイタ女子に豹変。そのギャップにもお客さんは大喜びしていた。
幕間の『瞑想活性化(お互いが瞑想して、その集中度をポイント化して競い合う対決)』のVTRを挟んで、漫才3本目。CHEMISTRY風の絶唱系『どんぐりころころ』で美声を惜しみなく披露するりんたろー。ネタでやってるんだけど巧すぎてマジ草です。会場は当然拍手喝采。この流れだと通常は「どんぐりころころ」のネタになるのだが、兼近がまたも「デートしたいわー」と言ったことで路線変更。りんたろー。は「どんなデートがしたいの?」と、またも「お母さんに聞いてみよう!」と言って水を向ける。
するとお母さん、元気に「水族館!」と答えたのだが、残念ながらEXITに水族館デートのネタはなく、おなじみ『映画デート』のネタに無理やり雪崩れ込んだ。
漫才のあとは、最高に盛り上がった企画コーナー『早着替えサビDancing』(この詳細は後日改めて)を経て、『なぁ人類』でワンモアフィーバー。会場をくまなく見渡しながら、お客さん一人一人の顔を見るように歌っていた二人の姿が印象的だった。
締めの挨拶では長引くコロナ禍に触れ「こんな状況でライヴを開催してくれて本当にありがたいです」と感謝の礼を述べた。二人の真摯な気持ちは、このライブに関わった全ての人たちに響いたことと思う。最後は恒例の記念撮影をしてライブは終了となった。
≫≫≫ 明日公開の後編へ続く
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