あがり症を治すために取り入れたルーティーン

――試合前に行うゲン担ぎはありますか?

シャー:あります。僕は昔からメンタルが弱いというか、極度のあがり症なんです。人の目がすごく気になってしまうんです。「ただ体がでかいだけだろ」とか思われていないかなって……。

そこで取り入れたのがルーティーンです。起きてから家を出る、練習場に着いて準備運動、そこから練習に入るまでの自分への掛け声、動作を決めて毎日行っていました。

脳内では時計をイメージしていました。時計は何があっても変わらず時を刻み続ける。自分も時計と同じく、いつものルーティーンを行い、そのまま試合に臨む。

時計って、基本的にどこにでもあるじゃないですか。だから試合前も時計を見て、普段通りにと自分に言い聞かせていました。

▲自身のルーティーンについて語ってくれた

――食事はどうされていたんですか?

シャー:食事もルーティーンのひとつに入っています。時間を決めて食べるようにしていました。すべてをルーティーン化すると、練習中にいま自分の体に何が足りないのか、わかってくるんです。

すぐ息が上がる、バテてしまうな……。ということは鉄分が足りていない「よし、夜ご飯はホウレン草を食べよう」って感じでメニューを決めます。基本的に自炊ですね。

――体形を維持することも仕事のひとつだと思います。体重管理はどのように行っていますか?

シャー:自分で言うのもなんですが、体重の増減をコントロールするのがめちゃくちゃ得意なんです!(笑)

1ヶ月で10~15キロくらいは変動させられます。特に減量が大得意なんです。理由は毎日、同じ物を食べても飽きないからですかね。あとは、量が少なくても「これでおなかが膨れる」と思いながら食べると、本当に膨れるんです。ダイエットされている方は、ぜひ一度お試しください(笑)。