飲んべえのオアシスへ足を運ぶ

▲駅の反対側に来ました

先ほどの店から少し歩き、烏森口を横目に駅の反対側へ。

ここ『へそ』は、都内にいくつか店舗を構える立ち飲み店なのですが、こちらも昼からやっていて、飲んべえのオアシスとなっているんです。この時間は、まだお客さんは少ないですね。

▲2回目の乾杯

ということで、いつも通りの酎ハイでリスタート。こちらは立ち飲みスペースもありますが、座席も充実しています。いわゆる吹きさらしにベンチが置いてあるんですが、風よけのビニルシートに加えて、暖房器具や毛布も用意されているから全く寒さを感じない。

ほかにお客さんもいないので、座席に座らせていただきます。こちらの店では、大阪の西成名物のホルモン焼きが食べられるんです。

▲タイムサービスに目がありません

私はタイムサービスという言葉が大好きでね。死んだら墓に刻んでほしいくらいだ。こちらは夕方までなら酎ハイが一杯199円。私はごきげんで最初の酎ハイを飲み干します。昼間から飲むのはいいですね。お日様は気持ちがいいし、お酒も安い。みんなどんどん昼から飲めばいいんです。

▲オープンキッチンで焼き上げるホルモンの煙が目に染みる(最高)

こちらの名物は西成ホルモン。下味のついたホルモンを鉄板で焼いてくれるんですが、やきとんよりも豪快で、たれの焦げ目がしっかりついて、本当に酒が進むんです。そして、肉を焼いた煙が一帯に漂うことで、周囲を歩く人も思わず立ち止まってしまう。集客効果も抜群ですね。

ところで、昼からやってる居酒屋の前を通りすぎる人の反応は2つに分かれます。

最初からこっちを見ない人。そして、必死に目を逸らす人。わかるよ、私もきっと後者だから。

飲みたいけど、飲めない。この野郎と思ってしまうから、目を逸らして自分を抑制するわけです。だったら、みんな昼から飲めばいいんです。一杯くらい飲んだって、上司にバレやしませんから。労働者の冒険はこんな身近に転がっているんです。

▲ホルモン到着。豚足も頼みました

メニューが到着します。ホルモンのミックス焼きは出来立てだからそりゃうまい。濃厚なタレをまとったホルモンが香ばしくて、これはどんどん酒が進んでしまう。こちらの店は、関西の下町風のメニューがたくさんあって、いいなと思いました。特に豚足なんて、東京で楽しめるところが少ないからね。

煮込んでほろほろになった豚足はやさしい味で、ホルモンと交互に食べると、安らかな気持ちになります。ああ、気持ちがいいな。眠くなってきたのか俺は。

▲メニューを見ていると時間が経つのを忘れます

こちらのお店のいいところを3つ挙げましょう。安い。うまい。そしてメニューが豊富。メニューを見ているだけで、あっという間に時間が経ってしまう。

あれにしようかな、これにしようか、うーん、悩む。ポーションは小さめで値段もお手頃だから、冒険しても大して後悔はしない。この店にあるものをぜんぶ制覇したら気持ちいいだろうな。

▲串カツを頼みます

ホルモンと豚足を食べてたら、なんだか大阪にいるような気分になってきた。そして気がついたんです。串カツがあることに。

ああ、ダメだ。一度串カツのことを考えたら、もうそれしか考えられない。紅生姜の串が食べたい。年始に「今年は揚げ物を控える」なんて誓ったのは誰だ。俺か? まあいいじゃない。2月の旧正月にまた一年の計を立てますから。

▲しめはホルモン焼きそば

ふと時計を見ればまだ昼の3時。このあとはどうしようなんて悩むのは愚の骨頂。いったん家に帰って昼寝をするのが最高に幸せなんです。ああ、おいしかった。

さて、混んでくる前に、おいとましましょう。ささっと家に帰って、手をよーく洗って、昼寝をして、目が覚めたら晩酌をし直す。これがポストコロナを生き抜くネオ酒飲みスタイルということでね。昼飲みっていいものでしょう?

それじゃあまた。

『立ち飲み・マイ・ラブ♡ - 痛みに負けるな!-』は、次回2/18(金)更新予定です。お楽しみに!!

〈店舗情報〉
■立ち呑 こひなた
住所:東京都港区新橋2-21-1 新橋駅前ビル2号館 B1F
電話:03-3508-0466
営業時間:12:00~23:00
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。来店前にご確認ください。

〈店舗情報〉
■外呑処へそ新橋0号店
住所:東京都港区新橋2-8-2 TMビル 1F B1F
電話:03-6435-8772
営業時間:11:30~21:00
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。来店前にご確認ください。