施術のために紙パンツとゴーグルを装着!
カウンセリングを終えて、施術ルームに移動。下だけ紙パンツに着替える。
「では、本日、担当させていただきます〇〇です。よろしくお願いします」
施術を担当してくださる男性スタッフ2名の挨拶を受け、こちらも頭を下げる……って、え、ちょっと待って? 男性なの? しかも、2人(汗)!
そう、私はここまで完全に勘違いしていたのだが、VIO脱毛は、女性スタッフがやるものだとばかり思っていたのだ…(どんな勘違いだ)。心の中で若干の動揺が走るが、平静を取り繕う。
施術に入る前、Vの部分のヘアをどのくらい残すのかなど希望を聞かれるのだが、さすがにいきなり全部なくしてしまうのは抵抗があったので、男性器の根元から上は、逆台形のような形で少し残してもらうことにした。施術ベッドにうつ伏せになると、いよいよ施術開始だ。
うつ伏せ状態で紙パンツが下ろされ、タオルをかけられたあと、まずはVIOのそり残しの毛がシェイバーで剃られていく。このあとに塗っていくジェルを肌に浸透しやすくなるため、ある程度、毛を短くしていくのだ。美容院で、すきバサミで髪を軽くされるようなイメージに近いかもしれない。
そうして全体的に毛が短くなったところで、いよいよVIOに満遍なくジェルが塗られていく。最初はうつ伏せ状態でOラインから。初対面の男性2人に、お尻の穴まで見られていると思うと相当に恥ずかしいのだが、向こうは慣れているわけで、なんとも思っていないだろう。こちらも、余計なことは考えないようにした。
VIOすべてにジェルを塗り終えると、今度は専用の機械を用いて、毛根にライト(身体に害のない可視光線)を当てていくのだが、このとき、目にライトが当たらないよう、目の上にタオルを敷いてゴーグルをかけられる。視界がなくなるので、ここから先は何をされているのか、自分では目視はできなくなった。
うつ伏せの状態でOラインにライトが当てられると、ほんのり温かさを感じる……と思った、その瞬間。
「あつっ!」
思わず、声が出てしまった。厳密にはそこまで熱くないのだが、見えてないので、熱く感じるのだ。部位によっては何度かビクッとしてしまったが、VIOすべてにライトを当て終えると、最後に仕上げのトリートメントが塗られていく。プラセンタエキスを配合した独自開発のミルクローションとのことで、施術後の肌に潤いを与える効果があるそうだ。
60分の施術は、ひとまずこれで終了。着替えの際に、チラッと鏡で自分のデリケートゾーンを覗いてみると……。
ないっ!
ボウボウとまではいかないものの、それなりに生え茂っていたギャランドゥは見事になくなっており、最初にリクエストした通り、男性器の根元にわずかなヘアを残して、ほぼツルツルになっている。なんだか急に恥ずかしくなったので、すぐにパンツを履いて、着替えて施術ルームの外に出た。