『仮面ライダー闇のライダーver.』の苦戦の理由とは!?

シャッターの絵もより綺麗になり、激アツの「超源炎舞」も一段と派手になってインパクト大! 初代『超韋駄天』もまだまだ元気で、半々の比率で使っていくホールがほとんどのようです。唯一のネックは、「起源チャレンジ」⇒「起源BONUS」で、約1800発も取れるので、打っている人がなかなかヤメないことでしょうか。このように1回の当たりの吐き出しも文句なしです。

しかも消化スピードがUPしたことで、時速6万発も可能になり、初代の時速4万発を超えました。『P真・北斗無双 第3章 ジャギの逆襲』が時速7万2千発ですから、とんでもない世界が始まったものです。

『超韋駄天BLACK』の圧勝と言ったのは、『仮面ライダー 闇のライダーver.』がそこまで爆発していないのが気になったからです。継続率こそ約97%という破格スペックですが、これは小当りも含めた数字で、至っておとなしめの連チャンと出玉といった初日でした。KYORAKUの先輩『キン肉マン3』には、スピードと出玉ともに後塵を拝している印象です。

導入台数も『超韋駄天BLACK』の半分ぐらいなので、ホールも力の入れようがないといったところでしょうか。100回大当り超えでかろうじて2万発、60~70回で1万5千発クラスで、このままでは一昨年の『ぱちんこ仮面ライダー轟音』のほうがはるかに甘かった……と言われかねません。

演出は轟音に闇のライダーとの戦いが加わったのですが、問題の小当りを絡めた2000発クラスの出玉が多くて、ゲンナリしているお客さんの姿が気になりました。一気に40~60連も珍しくなく、バトル自体も面白くできていますが、去年のお正月に大コケした『Pルパン三世~復活のマモー~』(HEIWA)のバトルを思い出してしまいました。

事実、タイマーもよく出るし、カッコいいピストン付きのギミックによる疑似連も気持ちイイのですが、どんなに熱くても闇のライダー1号によく負けてふっ飛ばされる姿にはウンザリです。点火の文字も出るだけで不発が濃厚だったりと、せっかくのテンポが台無しです。

一方で、全滅アタッカーがパカッと一気に開いて玉を呑み込む爽快感は必見! 「超」の文字がデッカくなる「超連撃バトルRUSH」のK.O.の連続によりツボにハマった連チャンをしてくれれば、『仮面ライダー 闇のライダーver. 』も増台するでしょうが、今の出方ではホールも躊躇しそうです。遊タイムもないので、つかみどころのないまま1000回転オーバーの台も多く、危険な匂いがします。皮肉なもので、通常時799回転で遊タイム突入のキン肉マン3ゴールドVer.、通常時599回転で遊タイム突入のシルバーVer.にお客さんが戻っているのも納得です。

ボクはむしろ、この次に登場する『GANTZ3』の小当りRUSHが、『ぱちんこGANTZ2極』を超えることのほうに期待しているのですが、このままでは『GANTZ3』の捨て石になりそうで、今後の『闇のライダー』の扱いが気になるところです。

〇【公式】〈ぱちんこ 仮面ライダー 闇のライダーver.〉プロモーションビデオ