hydeの中のロック魂に火がついた初めての曲?

「Round and Round」(1996 : from album True)

実は、hydeがスタンスとしてのロックへの傾倒がいちばん強いんです。hyde作曲といえば「HONEY」や「HEAVEN'S DRIVE」などゴリゴリなロック路線の曲が目立つけど、「Round and Round」はhydeの中のロック魂に火がついた、初めての曲かなと。

苛立ちと焦燥感がハードロック調のリフとうまく絡んで、一歩踏み外すとダサくなりそうなのに、ポップにまとめるのがラルクの編曲能力の高さを証明してます。「痛みを知らない大人(こども)は嫌い」という歌い出しも、当時は浸透してなかったメタ視点でユニーク。この曲の後あと同じくhyde作曲の「flower」が続くけど、振れ幅どうなってんの。

「fate」(1998 : from album HEART)

kenちゃん楽曲。方向性としては「ガラス玉」と同じく、Aメロからサビの展開パターンが映像的。当時、ナインインチネイルズあたりがインダストリアルなリズムをよく使っていたので、ドラムアレンジはその辺の影響が出てるかなと。シンセの浮遊感と機械的なドラムを縫って響くギターがとにかく美しい。

今でも定期的にライブで披露されるけど、ラルクのダークな部分がしっかり打ち出されていて、アルバム曲とは言えどバンドにとって重要な位置付けの曲です。

≫≫≫ 1998年のアルバム『ark』『ray』から現在までの名曲は明日公開!


プロフィール
Photo by 伊藤由佳
高橋 翔(Sho Takahashi)
1984年9月11日生まれ、神奈川県出身。2007年頃に昆虫キッズ結成。2009年3月、”my final fantasy"にてデビュー。2015年1月の活動終了まで4枚のフルアルバム、5枚のシングル、1枚のミニアルバムを発表する。2021年12月、個人事務所兼音楽レーベル「オフィス翔」設立。2022年1月ソロデビューシングル「キセキ」配信スタート。現在、キャリア初となるソロアルバムを制作中。Twitter:@shotakahashi、Instagram:@0ffice_sho