秋からは苦手克服で新しいチャレンジ
――夢を1つ叶えたことで、また違う夢ができましたか?
糸瀬 今回初めて、こんなに長く地上波のドラマで自分が映るシーンがあるんです。もちろん出演シーンの長さは関係なく、1つ1つの役に向き合っていかなければなりませんが、これからはもっともっと作品に出演したい! と思うようになりました。いずれはヒロインも……。
――最近、自分磨きを始めたと聞きましたよ。
糸瀬 実は苦手だったダンスを始めたんです!!
――何か役に向けてですか?
糸瀬 全然そんなことはないんですが、苦手だとばかり言うのではなくてチャレンジしようと思って。
――自ら苦手を克服するなんて素晴らしいです。
糸瀬 中学生のときから、このお仕事をさせていただいていますが、ずっと地方に住んでいましたし、コロナ禍になってなかなかオーディションを受ける機会も少なかったんです。自分がやりたいことができないと思うと、やっぱり悔しくて。私はこのお仕事が本当に好きでやりたいことだと、あらためてわかったんです。そしてこの春、高校を卒業し上京したことで、もっといろんなことに積極的になろうと思いました。
――前向きな考え方ですね。
糸瀬 やらなくていいなら、やりたくない! と思うくらい、ダンスは避けてきたんです。でもオーディションではダンスを披露するものもありますし、チャレンジしないと始まらない。自分がどこまでできるか、頑張りたいと思ったんです。そしていずれ、“できます!”というものにしていけたらいいな、と。自分の引き出しを増やしていきたくて。
――音楽は得意だから、ダンスにも何か通ずるものはあると思いますよ。
糸瀬 ダンスを見ていただいた方から、思い切りはいいと褒められました(笑)。
――今後、レッスンの成果を楽しみにしています。
糸瀬 自信がついたら、いつの日か披露できるとうれしいです。
――『アップトゥボーイ』のグラビア撮影でも思っていましたが、本当に真面目で努力家。撮影中もどんどん自分のものにしていくから、いつも驚かされています。
糸瀬 こういう顔を見せたいな、こういう風にしたらもっと違う表現ができるのかなって、考えられるようになってきたんです。成長したと感じていただけたのなら、自分でいろいろ思考していることが大きいかもしれません。
――どんどん、いろんな七葉ちゃんを見せてください!
糸瀬 自分らしさってなんだろう? と考えることがあるんです。今はまだ、特別演技ができるわけでもない、何か特別なものを持っているわけではない。でも最近ようやく、自分にできることを見つけられた気がしています。それはしっかり意見を聞いたり、自分でも勉強すること。その大切さに気付けたので、これからも学びを忘れず進んでいきたいです!!