生バックバンドでの圧巻のパフォーマンス!

ようやくライブが日常的なものとして戻ってきたな、と感じる昨今。週末には、さまざまな場所でアイドルのライブが開催されている。

たくさんお誘いをいただくのだが、アイドルライブ以外のイベントも、てんこ盛り状態なので、残念ながら足を運べないライブもたくさんある。いろいろなアイドルを応援している方にとっては、どの現場をチョイスするのか、なかなか悩ましいところだろう。ここ数年のライブ自体が開催できない、という状況を考えれば、なんとも贅沢な悩みでもあるのだが。

11月12日の昼間、僕はさいたま新都心にあるライブハウスへと足を運んだ。駅からライブハウスへと向かう途中で、さいたまスーパーアリーナの前を横切るのだが、隣接するけやき広場では、この日、名物のイルミネーションの点灯式が行われるということで、昼間から賑わいを見せていた。

あぁ、もう冬なのか。今年のクリスマスは、ももいろクローバーZがさいたまスーパーアリーナでコンサートを開催するので、またこの地に足を運ぶことになるが、今日の取材対象はももクロではなくB.O.L.Tなのだ。

▲内藤るな

11月、B.O.L.Tは2本の単独ライブを開催するが、特段、大きな括りがあるわけではなく、それぞれが独立したもの。ちなみに11月20日にダンスホール新世紀にて開催される単独ライブは、高井千帆の誕生日当日ということで、第一部では生誕祭が開催されることがアナウンスされている。

しかし、この日は『Rock the B.O.L.T』というライブタイトルが明示されているだけで、内容についてはなんの発表もなかった。しかし、なんか見ておかなくてはいけないような予感がして、昼の部だけお邪魔したのだ。

▲高井千帆

夜の部は早々にチケットは完売。昼の部も当日にはソールドアウトに。詳細を発表しなくても会場がぎっしり埋まるというのは素晴らしい。いや、文字通りのぎっしり状態で、取材用のスペースも設けられないような状態。そこで、機材の奥から眺めさせていただいたのだが、超満員の光景はまさに圧巻だった。

そして、その人波が一瞬、無言でどよめいた。

ステージを覆う幕が開くと、そこにはB.O.L.Tのメンバーだけでなく、なんとバンドがいる! まったくの告知ナシでのサプライズ。びっくりしている観客をメンバーが煽ると、そこからはもうステージと客席が一体となっての熱狂のライブへ!