新しいことをやって“違う景色”が見てみたい

――あと面白いなと思ったのが、業界用語辞典シリーズです。「こういう意味があるんだ」と勉強にもなります。

福田:僕もあれで面白いと思ったのが、地域によって呼び方が変わるものがある、ということですね。僕や松本、周りの社員も大阪の人間なので、普段使っている呼び方で投稿するんです。

でも、フォロワーさんは全国にいるので「うちの地元やったら、その言い方は言わないです」とかコメントでいただくこともあります。たぶん、共通の言葉もあるんでしょうけど「意外と関西だけやったんや」とか「関西でもごく一部の人しか使ってないのか」と勉強させてもらっています。コメント欄すごく面白いんですよ。

▲第17話「業界用語辞典【猫】」

――同業者の方から業界のことを知らない方まで、幅広い方々に人気の『工務店の日報』。工務店のお仕事やくすっと笑えるエピソードなど、工務店のことを知っていただける素晴らしいコンテンツだと思います。今後の展望・目標があれば教えてください。

福田:今年の2月から初めて、「1年間は頑張ろう!」って言っていたんですよ。1年間はネタが尽きようがどうにかして、やり切ろうって。自分の中で決めていた目標でもありました。いま9ヶ月経って、自分たちが考えていたよりも多くの方に見ていただけてうれしいです。ただ、ネタは尽きかけているので、どうすればいいんだろうかと……。どうしたらいいですかね(笑)? 

正直なところ、もともとは「漫画を描く練習がしたい」ということで始めたものなので、どこかでそっち(本格的な漫画)にはシフトしていくタイミングがあるのかなと。ただ『工務店の日報』は、もうちょっと頑張りたいかなという感じですかね。そんな立派な目標はないですけど。これまでと変わらずというか、日々やっていって、あとはタイミングだったり、そのときの流れだったりという感じです。

松本:4コマ漫画制作という新たな試みをしたからこそ、縁がつながった方々もいるので、どんどん新しいことをしていきたいですね。新しいことと言えば、ラーメン店をオープンしたんです! 近くにお越しの際は、ぜひ足を運んでもらえたらうれしいです!

福田:僕もまだ行けていないので、帰国したら行きたいと思っています。

松本:あとは、夢は大きく「目指せ100万フォロワー!」と思っています(笑)。最初は1000人にいくのもすごく大変だったんです。950人くらいで数字が止まって。「誰かフォロワー数を操作してない?」って思うくらい(笑)。100万人は大きな目標として、次なる目標は10万人というところですかね。10万人を越えると違う景色が見えるらしいので。

福田:今でも我々が想像もしてなかった出会いとか、いろんな景色を見せてくれてるから、さらにフォロワーさんが増えることによって、どんな展開が今後あるんやろう? っていうワクワクがあります。


 

プロフィール
 
工務店の日報(komuten_no_nippo)
大阪のとある工務店での日常を綴った物語。職人あるあるなどで人気となりInstagramのフォロワーは9万人を越えるなど、大人気となっている。平日毎日更新。作画:福田雄一(fukudayuichi)、監理:株式会社コーバ(koba_co_ltd)