その圧倒的なスタイルを武器に、霊長類最強グラドルと呼ばれている、グラビアアイドル、染谷有香。今年の9月にリリースした写真集『Dyed in a dream』では、一糸まとわぬヘアヌードを披露し、先日、4度目の重版が決定しました。
175センチのスタイルと、そのクールビューティーな見た目から、口数が少ないタイプかと思いきや、じつはすごく話好きで、仕事に真摯な彼女の魅力をニュースクランチ編集部は解き明かしたく、インタビューを決行!
写真集への並々ならぬ思いから、彼女が心奪われているという任天堂、そして今後の野望まで多岐にわたって答えてくださいました!
“夢の世界に染まり”つつも日常にも寄り添える写真集
――今回の写真集『Dyed in a dream』について、見どころなどお聞きしようと思ったんですが、イベントで話されていた言葉がもう全てを表わしているなと思って。
染谷 え!? なんて言いましたっけ??
――「いろんな大変なことがある世の中で、非日常の空間を夢見るときもあれば、日常をしっかり見つめたい瞬間もあると思うんですけれど、“夢の世界に染まり”つつも日常にも寄り添える写真集」
染谷 ああ、ありがとうございます!(笑)
――『Dyed in a dream』、このタイトルが夢に染まるって意味があるんですよね?
染谷 そうなんです。このタイトルは撮影が全て終わってから決めたものなんですが、FLASHさんで1年間、連載をさせていただいて。
――毎回、テーマを変えて撮影されたやつですね。
染谷 はい。毎回、それは「OOに染まる」というテーマでやらせていただいていたんですが、この撮影のときは私の中で「夢」ってワードがヒットしてて、そこで「夢に染まる」って言葉はどうかなと思いついた感じです。
――写真集自体も、すごく重量感があって存在感がある。染谷さんご自身もおっしゃってましたが、まさに染谷さんを体現したような写真集だなって思いました。
染谷 とてもうれしいです。今回、担当編集の方と事務所のマネージャーさんが装丁にも携わってくださってるので、私の存在感をこういう形で表現してくださったのか、と考えると胸が熱いですね。写真集という存在もそうです、写真はいろいろな形で見られるものだけど、製本されて、こんなふうに私のキャラクターや個性を物として残してくださったことが、すごくうれしいんです。
――大きな話になってしまうかもしれませんが、染谷さんにとってグラビアってどういう存在でしょうか?
染谷 私、一番最初にワニブックスさんで出させていただいた写真集『Virgin Shot!』が大好きで、今日も持ってきたんですけど……。
――えー、ありがとうございます!
染谷 マーキングみたいに、いろいろな人に見せて回ってるくらい好きなんです(笑)。読み返して、自分で自分のことを褒めたくなるくらい。ただ、当時はカメラの前に立つだけで精一杯、写真集がどんなふうに作られているかもわからない、ただ、自分の写真がこんなふうに残っていくのがとてもうれしいな、と思っていました。だから、それは今も変わらないですね。
――ほかのインタビューを拝見したときに、「1枚目のDVDはどうすればいいかわからなくて、あまりうまいことできなかった」と仰ってたと思うんですけど、写真集に限っては精一杯だったけど、出来上がりは満足しているということですよね。
染谷 そうですね。写真の面白みというものに、小さい頃から気づいていたというのも大きいかもしれません。家族の写真とか、アルバムとか見るのが大好きで。自分の部屋にお気に入りの写真を飾っていたし。
――なるほど、写真そのものがすごく好きだったと。
染谷 はい。あとから見て、暑かった、寒かった、そのほかの感情も全部含めて、思い出せるのは写真の良さですし。
――写真集が増刷されるって、とても難しいと思うんですけど、染谷さんはそれを成し遂げている。それは写真と染谷さんが相思相愛だからだと思うんですよね。
染谷 うれしいです、正直、すごくチャレンジしているし、さらけ出しているからこそ、自分の意図しない感想や意見を見ると“本当にこれで合っているのかな?”“私がやっていることはグラビア活動なのかな?”と考えたりするんです。グラビアの活動をはじめて1~2年の私が、今の私の作品を見たらどう思うかな、とか。でも、心配してほしくないのは、鈍感さも持ち合わせているので(笑)。
――ご自身の感覚が全てなので、なんともですが、その頃の染谷さんが今の染谷さんの活動を見たら、「よくやった!」と言ってくれると思います。自分は染谷さんの活動をかなり初期から見ていますが、やはり仕事に真摯である、そして全てに対して楽しそうに前向きに活動をされている。その延長線上に今の染谷さんがいると感じています。グラビアにしっかり向き合いだしたんだなって思うんじゃないかと。
染谷 ありがとうございます。……ちょっともう、二軒目みたいな感じで話しちゃってますね(笑)。やはり、写真集作りに携わっていると、構成を組んだりするのを見ていると、人間の数だけ正解があるから。私は私の感覚が完璧だと思って出しているから、否定されるのが少し怖い。でも表現していかないといけない、日々挑戦なんですよね。