学校一のモテ男に! あまりの人気に先生が仕切る!?

――腹膜炎で入院したことで痩せて、モテるようになったんですよね。

ヤジマリー。 あからさまに周りの女子の態度が変わったんです。で、取り戻すにはココしかないと思って、高校1年で生徒会へ入りました。僕、中学3年の後半に痩せたんですけど、学校に行ってなかったり存在が無だったりした頃から、1人だけ喋りかけてくれていた女の子がいたんです。

同じクラスのAちゃんっていう子で、痩せてからも態度を変えない彼女と付き合うことになるんです。勉強はできなかったですけど、Jr.が英語の曲を歌ってる影響か、英語だけは成績が良くて学年1位だったので、長野県で唯一、英語科のある高校の推薦が決まったんです。

先生も親もすごく喜んでくれてたんですけど、Aちゃんが違う高校に行くと知って。離れ離れになったら別れなきゃいけないんだと勘違いして、職員室へ行って「僕、やっぱり違う高校に行きます」と言ったんです。

――先生たちの反応はどうだったんですか?

ヤジマリー。 大激怒ですよ(笑)。親も呼び出されて、教頭も来て「どういうつもりだ!」って。しかも、その行こうとした高校が商業高校だったので、「英語科に行こうとしてたヤツが、なんで商業高校なんだ?」って問い詰められました。でも、Aちゃんが理由だとは言い出せないじゃないですか。

で、先生が話す言葉のなかに福祉科っていう単語が聞こえたので、「じいちゃんばあちゃんが好きなんで、2人のために勉強したいんです」って言ったら、親だけが賛同してくれて。結局、推薦を取り消してもらうんですけど、教頭先生と担任、僕、両親で入る予定だった高校に謝りに行きました。

――その後、Aちゃんとはどうなるんですか。

ヤジマリー。 入学してすぐ別れちゃいました。別れてからも僕はまだ好きで、そこから2年くらい思い続けるんですけど、2年生のときに生徒会長になるんですね。そこから人気者になって目まぐるしく環境が変わるなかで、Aちゃんと同じクラスだったBちゃんと恋をするんです。

そんなある日、でっかいボスみたいな女の子とAちゃんが授業中、僕の教室に乗り込んできて「あんた、この授業が終わったら体育館に来なよ。Aと話して」って言われたんです。僕は、Aちゃんのことは諦めてBちゃんを好きになったのに、泣いてるAちゃんから「(ほかの女の子との)噂を聞くのはイヤ。私かその子か、どっちかにして」と言われて。

Bちゃんは、今までに出会ったことがなかったザ・1軍の女の子で、僕としては新しく生まれ変わりたい思いもあったので、Bちゃんを選びました。25歳の約束をした子も、Bちゃんです。

――付き合っていても別れていても「25歳の記念日に約束の場所で再会しよう」と約束して、本当に地元で再会して朝まで語り合った女性がBさんなんですね。それにしても、モテモテじゃないですか。あまりの人気ぶりに、先生が昼休みに15分間、中庭でファンとおしゃべりする時間を作ったというエピソードも驚きでした。

ヤジマリー。 当時は、僕がイケメンだから人気があるって勘違いしてましたけど、いま考えると、変なことをやってるヤツが他にいなかっただけ、だったんだろうなと思います(笑)。廊下ですれ違うとき、インスタントカメラでパシャっと撮られたり、授業中も廊下からパシャパシャ撮られたりしてたんです。

それが問題になって職員会議にかけられて、そういった混乱を避けるために昼休みに話すことになったんですけど、そこに来る子たちと同学年に妹がいたんですよ。妹は、僕のことを教えてとか、いろいろと頼まれるじゃないですか。で、「やめて! お兄ちゃんのことはもう聞かないで!」ってなっちゃって。そこからちょっと仲悪くなりました。

≫≫≫ 明日公開の後編へ続く


プロフィール
 
ヤジマリー。
1984年7月18日生まれ。長野県出身。趣味はジャニーズの舞台、コンサート鑑賞、神社巡り。2007年NSC東京校13期生。2009年9月9日、宮本和幸とスカチャンを結成。Twitter : @yajimary、Instagram : yajimary