年の瀬となる今だから振り返りたい2022年の思い出。ニュースクランチに登場していただいた方たちに2022年のベストブック、もしくはベストムービーを紹介してもらう「2022 My Best」。
11月には『マツコの知らない世界」にも出演した道の駅評論家の平賀由希子さんに、今年のベストブックを3冊選んでいただきました。
『SLAM DUNK』井上雄彦
今年は、映画が公開されるということで、全巻読み直しをしました。やはり、不朽の名作! 何度読んでも飽きないし、おもしろい。特に最終回は、セリフがないにもかかわらず、何度読んでも涙してしまいます。
私の人生のターニングポイントでもある作品で、スラムダンクに影響されて中学のときはバスケ部に入部しました。しかも「左手はそえるだけ」と言いながら、ワンハンドシュートを練習してました。
昔は流川親衛隊に入りたい!って、本気で思っていました(笑)。
『のだめカンタービレ』二ノ宮知子
新装版が出るということで、毎月1冊ずつ購入して全巻揃えました。連載当時も、テレビや映画になってから、全話通して読んだことがなかったのですが、初めて全巻読みました。
とにかく、のだめの変人っぷりが最高です! ちょっと変わった子ですが、愛されキャラ。あのアホっぷりは、真似したいけどマネできないです(笑)。あと、絵だけで音楽を表現しているところがスゴいと思います。漫画を通して読んでみて、ちょっぴりクラシックを聞いてみたくなりました。
ギャグ要素も多いけど、ストーリーがしっかりとしていて、話に引き込まれました。
『私のことを覚えていますか』 東村アキコ
東村アキコさんは、もともと大好きな作家さんで、他の作品もいろいろと読んでいますが、最近、この漫画の一巻を読んで、どハマりして、全巻大人買いしました(笑)。
なんといってもフルカラーなのがすごい! 東村アキコさんの漫画は、服装などおしゃれな漫画も多いので、その世界をカラーで見れるのが最高です。誰にでもある甘酸っぱい初恋の思い出を、壮大に描いていて、こんな展開あるかなー?! と思いつつも、どんどん引き込まれる作品です。
個人的には一途なのに報われない「猫作」が推しのキャラです。