かなり遊んでいたという美女の告白

30代の女性が聞かせてくれたお話。

細身で綺麗な眉毛とぱっちりな大きめの目。そこにショートボブの髪型が似合っている。可愛らしい人。相武紗季さんに雰囲気はよく似ている。

話は10年以上前だという。

「正直……かなり遊んでたんですよね、私」

その頃は、好奇心も行動力もあって、飲み会だって誘うことも誘われることも多かったから、かなりの数に参加していたし、ナンパにもついて行ったりして。

そういうふうに過ごしていると、そんな友達が増えていくんですよね。

同じような軽いノリの女友達と、そうやって何も考えずに過ごすことが好きだったので、相手の男がさえなくてもルックスが悪くても、面白がってついて行ったりしていたんです。

そんな時期に参加した、とある飲み会での話。

普段から一緒に飲んだり、一緒にナンパされたりする女友達から誘われて参加すると、お相手の男性陣は同年代ではなく、若干というか、かなり上。

“正直、いつも飲む人たちとはちょっと違うけど、まあいいか”

そんな気持ちで最初はいたんですけど……。

すると、そのなかの一人の男性が口説いてきたんです。見た目もそこまでカッコイイわけでもないし、年齢もアラフォーだったけど、誘い方がとにかくスマート。

いつもの若い男たちみたいに、いきなりガツガツ口説いてくるわけじゃないけど、引くところは引いて、押すところは押してくる。

そんな普段と違うやり取りが新鮮でしたし、何人かいる女性のなかで、私にターゲットを絞って口説いてきてくれたのがうれしかったので、飲み会のあとは二人で一緒に帰りました。

ドライブデートを楽しむ二人

帰り道に連絡先を交換することになり、そうなると二人で遊びに行こうという話になりますよね。

約束をした当日は、車で迎えに来てくれました。レストラン、アウトレットモール、海岸線……いろんなところへ遊びに行き、彼と話していると、“会話も行き先もリードしてくれる……大人だなぁ”と、どんどん好印象になってきました。

日が落ち、時間も深くなってきた頃、

「そろそろ帰ろうか。その前に寄りたいところあるんだけどいい？」

口調は優しく、でも有無を言わせぬオーラで彼がそう言ってきました。

普段なら「え？」となってしまうかもしれないけど、すでに彼に対して好印象を持っていた私は「うん」と小さくうなずきました。なんとなく、そのあとに起こることを想像しながら――。

彼は、山道へ車を走らせると、山の上にある駐車場へ車を停めました。夜が深いこともあってか、他に車は停まっていない。

景色がよく、開放感もあるとても良い場所でした。

そして……言い方を変えると、“そういった行為”に及ぶにはもってこいな場所。

車を停めるやいなや、すぐに彼は私の体を触ってきました。そんなにイヤじゃなかったし、むしろ今日でかなり好印象になっていたので受け入れてました。

服の上から胸を優しく触られる。揉むというよりなでる感じ。それはパッド越しでも気持ちよく感じて、そんな時間がしばらく続きました。

彼は服の上から胸を優しくなでる手を止めたかと思うと、胸元のボタンを一つ外し、隙間から手を入れてきました。そしてブラジャーのなかへもスルスルと入ってくる。さっきまで優しくなでていた手とは別人のように、先をつまんできたんです。

「あっ……」

つい声が出てしまうと、彼は優しい笑顔になっていました。