大きくビクビクしていた
つままれたりいじられたり、つままれたり、またいじられたり。声が出てしまう。彼は乳首を愛でてくれながら、胸を揉み続ける。気持ち良さそうな顔をしていたのでしょう。彼はうれしそうにこちらを見ながら揉み続けてくれます。
気がつくと、彼の座る運転席も、私が座る助手席もリクライニングが最大まで倒されていました。
寝転がった状態で服のなかを触り続ける彼。
私も彼の服に手をかけ、そのまま首元までめくると、そのまま脱がせ、彼に覆いかぶさりました。そして自分の服も脱ぐと、下から見上げるように彼の体に舌を這わせていきます。首元を舐め、鎖骨を舐める。そのまま舌を這わせ、乳首を舐めると――。
彼がビクビクっとしたんです。また乳首を舐めるとビクビク。
脇の下あたりを舐めながら、急に乳首を舐めてみると、さらに大きくビクビク。
また脇の下あたりを舐めながら、急に乳首を舐めてみると、やはり大きくビクビク。
これが好きなんでしょう、彼はとても気持ち良さそうに感じていました。
後部座席の足元のスペースから・・・
彼が私を見上げ、私が彼の顔を見下ろしていると、ちょうど彼の顔のすぐ横が、運転席と助手席のシートのあいだ、リクライニングを倒した状態だと、そのあいだから後部座席の足元のスペースが見えたのですが、そこから女の顔が見上げていたんです。
「きゃああああ!」
思わず悲鳴を上げました。
「だれ!? だれ!? だれ!?」
指をさして騒いでいると、彼が驚いた感じで顔を反転させ、指をさしている先を見ようとすると、女の顔はシートの下にスッと隠れました。
彼は私のただならぬ顔を見て、すぐにリクライニングを起こして後部座席を見ていましたが、もちろん誰もいない。
そのあと、車内をトランクまで見てみたけど何もない。
あの女はいったい……。
女はシートのあいだから見上げていたが、私を見ているというよりは、ずっと彼のことを見ていたように思えました。とても恐い形相で彼のことを睨んでいて……。
どんな顔だった? と聞かれたので、見たままの女の顔を彼に伝えると、彼は何かを思い出すような素振りで右上に視線を上げたあと、何かを言いかけてやめました。
もしかしたら思い当たることもあるんじゃないだろうか――。
そんなことがあったんですが、高まった性欲はお互いにすごくて、結局は最後までしちゃいました。
“見間違いだ。うん、見間違いだ”
そう自分に言い聞かせながら、彼の脇の下あたりを舐めながら急に乳首を舐めてみる。
彼は……大きくビクビクしてました。