1月14日に放送された『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)に、最先端の医学で老化研究を進めるハーバード大学客員教授・根来秀行氏が出演。老けやすい・老けにくい生活習慣を紹介した。

今日からできる! 老化予防習慣3選

1.ボディークリームは塗る向きが大切!

▲乾燥対策の保湿にも老けにくい方法が イメージ:mits / PIXTA

いよいよ真冬に突入し、肌の乾燥対策でボディークリームを使用する人も多いはず。このボディークリームにも、老化を抑える秘訣が隠されていた。

肌の老化を抑えるためには、ボディークリームを横向きに塗り広げるのが効果的なのだという。肌のキメは横に伸びているため、横向きにクリームを塗ることでキメの中までクリームをいき渡らせ、保湿効果をアップさせることができる。

また、顔の保湿は洗顔後5分以内、全身は入浴後10分以内に行うことで、より保湿効果が期待できる。

これには現役のCanCam専属モデル・トラウデン直美も「縦のほうが塗りやすいから縦向きに塗っていた」と驚いていた。

2.寝る直前の〇〇は老いを加速させる

皆さんも就寝前のルーティンを思い返してみよう。布団に入る直前まで飲酒をしてしまってはいないだろうか?

寝る直前の飲酒は睡眠を浅くしてしまい、老化予防に不可欠な質の良い睡眠を妨げてしまう。飲酒は寝る4~5時間前で終わらせるのがベストだ。

▲飲酒は寝る4~5時間前までに イメー:zak / PIXTA

また、歯磨きの時間にも気をつけなければならない。歯ブラシによる歯茎への刺激は、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌量を減らしてしまう。夜の歯磨きも就寝の1時間~30分前に済ませておくのがいいらしい。

3.スパイスカレーで毛細血管の老化をストップ

▲スパイスは毛細血管を若々しく保ってくれる イメージ:mimi@TOKYO / PIXTA

スパイスカレーに含まれているターメリック、クミン、コリアンダーなどのスパイス。じつは、これらのスパイスには毛細血管を健康にし、血流を改善する効果があるのだ。

人間の血管のうち約99%は毛細血管。毛細血管は全身の隅々まで栄養を運んでいるため、毛細血管の老化を防ぐことが、見える部分の老化を防ぐことに直結するのだ。

また、1日約25gのナッツを摂取することも効果的。例えば、アーモンドには体内の老化物質であるAGEを減らす効果があるとともに、「若返りビタミン」と呼ばれるビタミンEが豊富に含まれているため、美肌効果も期待できる。クルミやピーナツにもポリフェノールが多く含まれており、体全体を老けにくくすることができる。

今まで、老化は抗えない自然なものという認識が当たり前であった。しかし、現代における老化は病気と同じで治療・予防が可能。根来氏の著書『老化は予防できる、治療できる』(小社刊)では、他にも最先端の老化予防法を数多く紹介している。これを機に、今すぐ実践できる老化予防を取り入れてみるのはいかがだろうか。