LA&パリ高校白書
中学生の頃の私は日サロに通うギャルでしたが、3年生くらいからヒップホップが好きになりました。
当時のバイブルでもあった雑誌『egg』の誌面でも、Bガールがイケてる! みたいな記事が出てきて、私の髪型もギャルヘアからブレイズやスパイルに変わっていったんです。
ギャルとBガールが混ざり合った、カオスなBギャル・BABI。
夢のリアルビバヒルライフへ
子供の頃から父に見せてもらった洋画や洋楽の影響で、アメリカのTVドラマ『ビバリーヒルズ高校白書&青春白書』の世界に憧れ、自分もあんなハイスクール・ライフを送りたいと夢見ていました。高校生なのに、みんなで車に乗ってビーチへ行っちゃう!? みたいな。
海外へ行きたい! と思い始めたのもその頃。お父さんに相談したら「え、行けば?」と。その瞬間から、日本の高校には進学しないと決意を固め、アメリカの語学学校へ入学するために、自分でいろいろな手続きを開始。
これで、中学を卒業したらビバリーヒルズ・ライフの始まりだ!
との思いもむなしく、手続きが間に合わず……。
そして、通っていた中高一貫の高校への進学も間に合わず、そのまま別の都立高校へ入学。しかし、それはそれで楽しかったんです!
それまで女子校で育ったのに、いきなり共学になるという新世界。しかし、どんな環境でも楽しめるBABI(と自分でも実感した)は、共学の仲良しグループを作り、私の家(お父さんが留守の間)で親友のゆきよや、くさまん先輩とも無事に合流したわけです。今でもみんな仲良し!
一方で、相変わらず勉強ができなかったり、お父さんに怒られたり、そんな毎日にだんだん飽きてきて……。
半年後に無事にビザを取得して、すぐにアメリカへ旅立ったのでした。