BABIにしかできないことって何?
20〜23歳の頃、遊ぶことに夢中になりすぎて絵を描かなくなっていました。
でも、自立しようと思ったとき、あらためて「私って何をしていているときが一番楽しいのかな?」と考えてみると、やっぱり絵を描いたり、写真を撮っていることに辿り着く。
そんなある日、いつものように撮影した写真の上にペイントをしました。そのときも、ただただ自分の思い出づくりのために。
でも「もしかしたら、これって私にしかできないことなんじゃない?」と。
しかも、今はまだ趣味だけど、これってお仕事になるのかな? アートと呼んでいいのかな? と頭の中を巡ります。
よくわからない感覚のまま、もしその可能性があるなら、ちゃんとした一眼レフで撮影してみようと、グラビアアイドルのバンビちゃん(渡辺万美)にモデルをお願いしました。
撮影させてもらった写真に、いつものようにペイントやコラージュを施して、完成した作品を本人に見せると「めちゃくちゃカッコイイよ!」という予想もしていなかった感想が。その作品がバンビちゃん経由で、月刊シリーズで昔から見ていた、あのARTイワタさんから作品にして販売してみたら? と声をかけていただいてバンビちゃんの作品展で飾ったところ、私の作品が売れたんです。
「これって売れるものなんだ…」
それから、本格的なグラビアの撮影をしたり、ZINEを作ってモデルさんのファンイベントや音楽フェスの会場で売ったり、違う女の子からも撮影依頼がきたりと、作品を作ったり観られる機会が増えていきました。
それでも、それが私のお仕事なのか、趣味のままなのかは、よくわかりません。
でも、絵を描くこと、写真を撮ること、それこそが私ができることなのかなって。