こんにちは!L.A.と東京を行き来しながら、映像の監督とプロデューサーをしています。風野又二朗です。いやあ、風野は最近つまらないです。エンターテイメントに制限がかかってしまった。エンターテイメントだけでなく、日本全体の気分が沈んでしまっている。
気分が沈んでしまった時のためのエンターテイメントなのに、今、それが思う存分できない事が多いのはとてももどかしいです。これまで、演劇や音楽や映画でたくさんの命を救い、明日へのやる気をみなぎらせてきました。そして、それはこれからもそうだし、今の状況に対する悔しさをバネにして、さらなるパワーを持って表現していきます。
日本とL.A.の友人、仲間達と一緒に、挫けず怯まず作品を作っていきたいと思います。
さて、どうしましょう!って、なりました。正直全く閃かない日々が続きましたが、風野も今、2作品の監督、プロデユース作品に取り組んでいまして。正直、ロケ場所、人を集める事を含めて、二転三転しています。でも、ここでどう倒れて、どう起き上がるかが、エンターテイメントじゃないですか。少なくとも、我々は、7回倒れても、8回起き上がる覚悟でこの仕事に取り組んでいる訳ですし!
今、中止になってセットが立ったまま使われていない劇場で撮影、作品を撮れないか、スケジュールが空いてしまった役者さん、スタッフの皆さんと何かできないかなど。毎日、毎日、暗中模索ではありますが、考えて相談して、話し合っています。
この気持ちだけは届いて欲しいなと思っているんですけど。準備して、苦しんで、楽しんで作った作品が思い描いていたように届かないのは、本当に苦しいです。仲間の作品の、中止、延期の発表は毎回胸が張り裂けそうな思いです。
お客さんも同じ思いだと思います。その日に観に行く為に、前もって休みを取ったり、ホテル予約したり、ついでに行ってみたいお店に行くのを楽しみにしていたり。
本当はさ、風野又二朗のコラムは、東京とロサンゼルスの違いとかでああだこうだ言いたいのよ。今回なんて、日本とアメリカの卒業式の違いウケる!とか書きたかった訳です。でも、カリフォルニアにも非常事態宣言出ちゃったしさ、これで行き来できなくなったら、ああだのこうだの言えないじゃん!ふざけられないじゃん!フザケンナ!コロナめ!
ポッとでの新人のくせに、コロナのやつ。なんなん。12月ぐらいに中国でデビューしてさ、ちょっと売れたからって日本進出してきてさ、今や世界中に流行らせやがってよ!フザケンナ!お前なんかな、新型コロナなんてもてはやされて調子乗ってるみたいだけど、医学ナメンナヨ!売れ続ける事はできないからな、栄枯盛衰、盛者必衰ダカラナ!
こっちどんな思いで毎日仕事しとんねん。みんなに知ってもらいたくて、見てもらいたくて、必死にみんなで頑張って作っている訳だよ。それを、コロナ、お前は一瞬で売れて、さらに俺たちから自由を奪っているな。作る事、発表する事、みんなで楽しむ事を奪っているな!俺は絶対に許さない、今は悔しいけど、お前を俺の体に入れないように、手洗い、うがい、マスク、栄養をとっているさ。寝ている、ぐっすりさ。うん、だんだん落ち着いてきたよ。感情的になっても仕方ないですしね。
ちなみに私はもともと、毎日がテレワークみたいな生活なんですけれども、今回こう思った人もいると思います。『家だと集中でけへんわ。スイッチが入らへんのよ』。分かります。風野は、自分に甘いから。そんないきなり、テレワークで仕事はかどるぐらい、自分に厳しくできるんやったら、こんなに太ってないわ!
今回ご紹介したい映画は、地球で一人ぼっちになってしまったのに、毎日高いモチベーションで、自分に厳しく、さらに明るく過ごし、問題にたった一人で立ち向かうウィルスミスが出ている映画。「アイ・アム・レジェンド」。まさにテレワークの鑑だと思います。この時期だからこそ見て、みんなで、免疫とモチベーション上げていきましょう!!
ではまた、風の吹く日に。