今シーズンは打率も残している打者・大谷
投手としての大谷も素晴らしいが、野手としても存在感を見せている。
開幕から3番に座り、すでに3本塁打を記録している。今年に関しては打率も残しており、最終的には3割30本100打点の達成にも注目していきたい。
今年も本塁打をハイペースで量産していき、3年連続30本塁打、本塁打王はもちろんのこと、その他の打撃タイトル獲得にも期待がかかる。
現在はパフォーマンスに関してほとんど問題はないが、WBCの疲労との兼ね合いが心配である。
これまでのメジャーリーガーや日本のプロ野球を見ても、開幕前に開催されるWBCやハイペースの調整で、シーズン中に調子を落としたり、スタミナがきれてしまう選手は珍しくない。
大谷の場合は、二刀流のため他の選手よりも2倍の稼働をしていることを考慮しても、非常に心配な部分だ。
ただ、エンゼルスからしても大谷は欠かせない選手のため、調子が下降してきたら休養を挟みながら起用する可能性もあるだろう。
WBCでの圧倒的な活躍を見ると、アメリカのキャプテンを務めたトラウトとともに、エンゼルスを世界一に導く姿を見たい人は多いはずだ。
大谷自身、チームとしてのタイトルはリーグ優勝やワールドシリーズ制覇が残っているため、WBCに続いてチームでも頂点に上り詰めてほしい。
Shohei Ohtani goes deep in back-to-back games! pic.twitter.com/zEGzEWrKVF
— MLB (@MLB) April 4, 2023
プロフィール
ゴジキ(@godziki_55)
自身の連載である「ゴジキの巨人軍解体新書」「データで読む高校野球 2022」をはじめとした「REAL SPORTS」「THE DIGEST(Slugger)」 「本がすき。」「文春野球」などで、巨人軍や国際大会、高校野球の内容を中心にコラムを執筆している。今回、新たに「WANI BOOKS NewsCrunch」でコラムを執筆。Twitter:@godziki_55