私の名前が入っているグループ名に運命を感じた

――皆さんは、どのような経緯で「かすみ草とステラ」のオーディションを受けたんですか?

川菜 私は小学3年生のときに初めてアイドルを知って、可愛くてキラキラしていている姿に憧れを抱くようになりました。テレビの画面から伝わってくるものって、アイドルさんの活動の一部でしかないとは思うんですけど、それが当時の私には全てに思えて、いつかキラキラしたアイドルになりたいなって。

どうすればアイドルに近づけるのかとか考えていくなかで、たまたまオーディションサイトでアイドルの募集がされているのを見て、それがかすテラだったんです。最初はまったく知らなかったんですけど、見ていくうちに夢中になってしまって、かすテラのように見ているだけで青春を感じられるグループって、すごいステキだなと思ってすぐに応募しました。

▲川菜 光(かわな ひかる) 2月7日生まれ。身長155cm。血液型=O型。Twitter:@Kastella_hikaru

――オーディションを受けることは、すぐに決められたんですか?

川菜 アイドルオーディション自体、受けるのが初めてだったので、最初はいろいろ葛藤や悩みもありました。初めてだからどんな世界なのかわからないですし。でも、そういった不安よりも、もし私がこのグループに入ったら、どう活躍していけるんだろうとか、楽しみなことのほうが多かったです。

福井 私は日向坂46さんが大好きで、最後のチャンスだと思ってオーディションを受けたんですけど、落ちてしまって。そのオーディションに落ちてから、ずっとアイドルへの夢は捨てられなくて、そこからいろいろなオーディションを探すようになったんですけど、なかなかいいなと思えるところがなかったんです。そんなときに、かすテラのオーディションを見つけて、グループについて調べてみたら衣装とか曲も可愛いし、自分が理想とするコンセプトに近かったので応募しました。

本田 私がアイドルに憧れを持つようになったのは、乃木坂46さんの『乃木坂工事中』でした。1ヶ月ほど海外に語学留学をしていたのですが、YouTubeを見ていたらたまたま乃木坂46さんの冠番組を見つけて、それを見たときに可愛くてキラキラした子たちがいると思ってグループを好きになりました。当時は周りに1人も日本人がいなくて寂しい思いをしていたので、『乃木坂工事中』には癒やされましたね。

そのときからアイドルって素敵だなとは思っていたんですけど、なかなか自分が憧れを持っていい存在ではないと思っていたので、一歩を踏み出せずにいたんです。だけど、かすテラのオーディションを見たとき、私の名前が入っているグループ名に運命を感じてしまって。これはもう絶対に受けないと後悔すると強く思って、自分の中でここに落ちたら諦めるくらいの覚悟でオーディションを受けました。

高実 私はみんなと違って、アイドルに対しての夢が漠然としていたんですよ。幼い頃から両親が音楽が大好きで、私もダンスを習っていたので、音楽に関わる機会が多かったんですけど、私はかなりの引っ込み思案だったので、家族でカラオケに行っても、恥ずかしくて歌えないことが多々あって。だから、最初に家族にアイドルになりたいと話したときはすごい驚かれました。

▲高実 心花(たかみ こな) 8月4日生まれ。身長156cm。血液型=B型。Twitter:@Kastella_cona

――それまでは本心を隠していたんですね。

高実 自分の思いをあんまり言えない人だったので、両親からは何を考えてるんだろうと思われていたみたいなんです。なので、アイドルになりたいと伝えたときは安心されましたね。ただ、漠然とアイドルになりたいという思いはあったので、オーディションは常にチェックしていて、そのときにかすテラのオーディションを知りました。メディアに出ているのを見てもメンバーの皆さん1人1人が本気で活動しているのがわかるし、私自身も人生を賭けるなら全力でやりたいタイプなので、1人1人強い芯を持ってアイドル活動してるグループがいいなと思って、オーディションを受けました。

石間 幼い頃からアイドルの存在は身近なところにあって、常に憧れではありました。すごいメンタルが落ち込んでいた時期があったんですけど、久しぶりにアイドルさんのライブ映像を見て、救われたという言葉では足りないくらいいろんなものをもらって、そのときに初めてアイドルにはすごい力があるんだなと思ったんです。自分がアイドルの皆さんからたくさんのものをもらったから、今度は私が自分みたいに落ち込んでいる人に前向きになれる何かを届けられたらいいなと思って、アイドルになることを決心しました。

石間 実咲(いしま みさき) 10月27日生まれ。身長155cm。血液型=B型。Twitter:@Kastella_misaki

――かすテラに応募した決め手はあったんですか?

石間 いろんなアイドルさんのオーディションを見ていたんですけど、かすテラからは他とは違うものを感じて、“これだ!”と思ってすぐに応募しました。私もこなちと同じで、あんまり自分のなりたいものを伝えるのが苦手というか、批判されるのが怖くて言えなかったんですけど、やっぱり自分が動かないと自分のやりたいこともできないから、両親にしっかり伝えました。

――オーディション受けたいという話を両親にしたとき、反対はされなかったですか?

石間 思っていたよりも反対はされなかったです。やりたいことをやったらいいんじゃない、みたいな感じでした。私は姉がいるんですけど、姉がたどった道をそのままついていくじゃないですけど、これまでは同じ学校に進学して、同じような職業についてみたいな感じだったので、自分がこうありたいというのを家族に主張することがなかったんです。初めて自分がこうしたいというのを両親に伝えたのがアイドルだったので、伝えるのは勇気がいったんですけど、優しく受け入れてくれたのでよかったです。

 

 今回はここまで。次回、後編では彼女たち2期生にとっては初めての表舞台となったZepp Shinjukuでの2DAYSワンマンライブの振り返りを中心にお届けします。


プロフィール
かすみ草とステラ
2021年6月結成。「普通の女の子だった6人が、アイドル活動を通じてあなたに幸せを届けるまでの物語を紡ぎます。」がテーマのグループ。1期生6人に加えて今年から2期生5人も新たに加わり、11人体制で活動中。最新情報は公式Twitter:@Kastella_OFC、公式サイト:https://kastella.jp/