ヨコハマ・フットボール映画祭2023に参加!

昨日、ヨコハマ・フットボール映画祭2023のトークショーに参加させていただきました。これを書いているのは前週水曜なので、厳密にはまだ参加してないのですが、とても楽しみです。

【ヨコハマ・フットボール映画祭とは?】
世界では毎年100本近く制作されるサッカー映画の中から、日本のサッカーファン、映画ファンとともに楽しむ作品をセレクトして上映する年に一度のサッカーファンの祭典がヨコハマ・フットボール映画祭です。

サッカーと映画を愛する仲間が集まって、国内外の映画製作者と交渉し、時には映画祭メンバーで日本語字幕を製作。またイベントや会場の運営も自分たちで企画運営して上映する手作りの映画祭です。

サッカー映画と言えば『少林サッカー』や「キャプテン翼」のようなスポ根アニメ、有名選手やチームの舞台裏ストーリーなどが思い出されますが、これまで、ヨコハマ・フットボール映画祭では、障がい、ジェンダー、 同性愛、 移民、 貧困、 宗教、国際政治といった社会問題と連動した作品も積極的に上映してきました。

――ヨコハマ・フットボール映画祭ホームページより抜粋

この映画祭で

『バック・トゥ・マラカナン』

という、2014年のブラジルを舞台に、それぞれに問題を抱えた祖父・父・息子の三人が、マラカナンで開催されるW杯決勝を目指して旅をするという映画の上映後に、トークショーをさせていただくことになったのです。

僕も同じ時期にブラジルでW杯観戦をしていましたが、映画自体がめちゃくちゃ面白く、家族愛に心温まりますし、おそらくW杯のときの映像もそのまま使っているので、見に行った人は当時のブラジルの熱量を思い出せるのではないか、と思います。

この映画祭で上映された映画は、横浜のシネマジャック&ベティで6月23日(金)まで追っかけ上映してますので、ぜひご覧ください!  『バック・トゥ・マラカナン』は明日20日(火)に上映となります!

ということで、映画祭ではW杯観戦の思い出を中心にトークすると思うので、今日は映画祭を見に行った方が読んでくれているという希望を込めて、話が重複してしまわないようUAEにアジアカップを見に行ったときの思い出を話そうかな、と思います。

日本代表がタイトルを獲る瞬間が見たい!

2019年1月。W杯では今はまだ難しそうな「日本代表がタイトルを獲る瞬間が見たい!」との思いで、アジアカップを見るためUAEに飛びました。

史上初じゃないでしょうか。午前中の肉体労働から直行でUAEに観光に行くヤツ。現地時間深夜3時に首都・アブダビに着くと、数人の日本人がバス乗り場に向けて歩いています。

そのバスがどこ行きかも僕は知りませんでしたが、頭無回転で何も考えず他のサポーターに着いていくと、朝方には準決勝イラン戦の会場であるアルアインに到着していました。

まずは宿に荷物を置こうと思い、民泊サイトで予約した宿の地図をタクシー運転手に見せます。すると、しばらく運転した運転手に、こんなことを言われました。

「こんな住所ないよ」

なぬぅ?

確かに、そのあたりは宿を建てるにしては荒野すぎるというか、ここに宿があったとしたら蜃気楼だと思ってしまうレベルの立地。あれです。ダンジョンに入る前のセーブポイントみたいな立地。

もちろん、僕は砂漠のモンスターを捕まえに行く“勇者すがや”ではないので、宿代を振り込ませる詐欺だということはわかります。

やはりな。他の宿より9000円くらい安い、1000円だからおかしいと思ったんだ……。

そんなこんなで、僕は知り合いの日本人の方の部屋に荷物を置かせてもらい、準決勝のイラン戦を観戦したのでした。

▲現地のスタジアム前の様子