長友佑都や三笘薫も大学サッカー出身

先日、かなり久しぶりに大学サッカーを見に行ってきました。

もともと自分が体育会サッカー部だったため、大学サッカーを見に行くことは多かったのですが、コロナ禍と引越しを機にぱったり行けていませんでした。(実家が西が丘サッカー場から徒歩5分なのです)

しかし今回、再確認したので言わせていただきたい。

大学サッカーほどのレベルの高さで注目が低いカテゴリー、世界のどこを探してもないのである。

特に関東一部リーグとなれば、毎年各チームから複数人がプロになる。スタメン全員が将来のJリーガーなんてことも珍しくない。

天皇杯でアマチュアがJリーグクラブを倒すとジャイアントキリングなんて言われますが、大学勢がJリーグクラブを倒すのはさして珍しくない。そんなレベルです。

山田大記選手(ジュビロ磐田)らがいた頃の明治大学はポゼッションで圧倒して、3-0でJ1チームを倒してましたからね。

それにも関わらず、大学サッカーは注目度が低い。長友佑都選手(FC東京/明治大学出身)や三笘薫選手(ブライトン/筑波大学出身)など多くのワールドクラスを輩出してなお、です。

高校サッカーと比べて、テレビでは放送されないので、青春みが感じられないからかもしれないですね。サッカーのレベルを追求したいなら、Jリーグを見に行けばいいって思われてそうだし。

でも大学サッカー、レベルも高いし、青春です。熱いですよ。

今日はそんな熱量に懐かしさとサッカーの楽しさを味わった話。

人によっては最大の就活チャンスとなる大会

僕が観戦に行ったのは「アミノバイタル®️カップ」(大学日本一を決める総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの関東予選)。

下のカテゴリーのチームにも出場権利があるため、一発勝負に賭ける下剋上のチャンスあり。

さらに言うと、下のカテゴリーのチームはJリーグのスカウトに見てもらう機会が相対的に少ないので、ここを勝ち上がれば、才能を拾い上げてもらえるチャンスが広まっていくので、人によってはJリーグ入りを目指す最大の就活チャンスなのです。

一方で名門チームの監督のなかには、ここでサブ組の4年生を積極的に起用して就活チャンスを与えようという考えの方も珍しくありません。つまりモチベーションはお互いに高い。

熱いでしょう?

競技サッカーって高校サッカーを最後にやめる人が多いから、こういう大学サッカー事情を知っている人が少ないんですよ。

ということで、RKUフットボールフィールド(流通経大フットボールフィールド)へ。

茨城県の龍ケ崎です。そう言うと「遠いよ」と思われがちですが、龍ケ崎市駅は、品川や東京駅から在来線で一本。意外にも東京から1時間ほどで着くのです。

そしてそこからローカル鉄道で7分。さらにタクシーを3000円分走らせると到着。そう、ちゃんと遠いのである。

でも、この会場に来たのには理由があります。

サッカー関係の友人に誘われて来たのですが、2022カタールW杯の現地で2人してご飯をご馳走になったうえに、たくさんのお話を聞かせていただいた流通経済大の中野雄二監督にご挨拶をしたかったのです。

中野監督には2018ロシアW杯でもご馳走になり、『アメトーーク!』に出演する前には、たくさんの貴重な情報を教えていただいたりと、お世話になりっぱなしです。