U-18などで活躍を見せた選手は?

U-18ベースボールワールドカップは5位と言う結果に終わったが、選手個人のポテンシャルは当時から高かった。そのため、現在プロ野球で活躍や台頭を見せている選手は多くいる。

▲(左から)奥川恭伸投、佐々木朗希 、石川昂弥、西純矢 、及川雅貴 写真:アフロ

U-18で活躍を見せた選手を見ると、エースとして期待されていた佐々木は、右手中指の血豆の影響で1試合の登板に終わった。

甲子園で一気に注目を集めた奥川は、カナダ戦で脅威の18奪三振を記録。大会ベストナインに輝く活躍を見せた。

また、今年のWBCに出場した宮城大弥(現・オリックス・バファローズ)は、大会を通して3試合に登板し、防御率1.04を記録。宮城は2021年シーズンから2年連続で二桁勝利を挙げており、今シーズンもすでに6勝をマークしている。

投打で活躍した西純矢(現・阪神タイガース)は、昨年から先発や中継ぎとして活躍を見せており、U18には選ばれなかったものの及川雅貴(現・阪神タイガース)もリリーフとして活躍を見せている。

U18で主軸だった石川昂弥(現・中日ドラゴンズ)は、怪我などがあったが今シーズンは初の二桁本塁打にリーチをかけている。

さらに、武岡龍世(現・東京ヤクルトスワローズ)や遠藤成(現・阪神タイガース)、森敬斗(現・横浜DeNAベイスターズ)、韮澤雄也(現・広島東洋カープ)といった選手も選ばれていた。

全体的にプロ野球でも台頭を見せる世代だが、これからの活躍にも注目していきたいところだ。


プロフィール
ゴジキ(@godziki_55)
野球著作家。これまでに 『巨人軍解体新書』(光文社新書)や『東京五輪2020 「侍ジャパン」で振り返る奇跡の大会』、『坂本勇人論』(いずれもインプレスICE新書)、『アンチデータベースボール』(カンゼン)を出版。「ゴジキの巨人軍解体新書」や「データで読む高校野球 2022」、「ゴジキの新・野球論」を連載。週刊プレイボーイやスポーツ報知、女性セブンなどメディア取材多数。最新作は『戦略で読む高校野球』(集英社新書)、『21世紀プロ野球戦術大全』(イースト・プレス)。Twitter:@godziki_55